あれこれ考えても悪あがきになるだけで「なるようになる」と考えて腹をくくる以外にない。そこへある呪術師が日本対カメルーン戦は2:0で日本が勝つと予言したという報せがきた。決勝トーナメントにも出場できるというおまけつきである。思わずうれしくなる予言であるがサッカーは何が起こるかわからないと言う意味で期待しよう。
がんばれ!日本!
トリノの世界選手権における女子フィギュの浅田真央とキムヨナのフリーの演技の完全比較として並列に見れるビデオが出回っている。浅田真央が完全に滑っているのに対しキムヨナは一度尻餅をつき一度はジャンプがすっぽ抜けて130.5がつき浅田は129.5点であった。浅田はノーミスだけでなくトリプルアクセルを完璧に成功させるというおまけ付きでそれでキムヨナに負けるのはおかしいという主張している。同じときに滑った長洲未来はキムヨナと同じ演技内容で同じ2回のジャンプミスで105点台であった。このことから見るとキムヨナの点数は105点前後が妥当な点である。キムヨナの点数は25点ほど水増しされていると見ることができる。
前日のショートプログラムで大差が付いていたから浅田真央の金メダルは動かなかったが露骨な審判買収が行われていることは確実である。中国のメディアもキムヨナの2位はおかしい、メダル圏外が妥当だとし、明らかにキムヨナに対して審判が配慮して余分の点を加えていると報道している。
1ヶ月前の五輪ではキムヨナのフリーの演技に対して150点が付いた。キムヨナ本人も「130点くらいと思っていたが150点とはびっくりした」と発言している。
この後に演技する浅田真央が完璧な演技をすることを恐れて、どんなことがあっても必ず勝てるように150点という異常な点をつけたのである。
キムヨナの点は男子フィギュアのプルシェンコ、ライサチェック、高橋の誰より高い点数という異常さである。女子と男子は同じ採点法であるため、ジャンプの回転が一回少ないので、原理的に女子の得点は男性を超えられないといわれる。フィギュアの評価にGOEという項目がある。技の質と言われるがつまるところ印象点である。異常な評価の隠れ蓑になっているが五輪でのGOEを並べてみると
キムヨナ 17.40 なぜこんな点がつく??
Lysacek 9.64 男性の1位
浅田真央 8.82 トリプルアクセル2回成功
長洲未来 8.50
Plushenko 7.68 男性2位で4回転半2回成功
安藤みき 5.30
Rochette 4.42
Chan 3.80
高橋大輔 3.20
こう並べてみるとGOEだけで10点も余分に加点されていることがわかる。
審判買収を企てるものと買収に応ずる審判、世界中に恥と醜さとをさらしていることが分からないのであろう。 世の中はこんなものだではなく、不正を働いて自分だけ得をしようという卑劣な行為はわれわれの社会から追放しなければならない。
2月6日の東アジア選手権の対中国戦を見た。若手中心の中国に対して0:0の引き分けはひどい。引き分け狙いではないかと思うような試合であった。ワールドカップでベスト4を狙う等と大口をたたく資格はない。こんな試合をやっているようでは3連敗で一次リーグ敗退で決まりであろう。
それにしてもアナウンサーの実況の言葉遣いにもいらいらし通しであった。「岡田ジャパン」と言わずに「岡田日本」と言ってもらいたい。韓国を「永遠のライバル」と呼ぶもやめてほしい。もうすぐ中国の方が強くなる可能性だってあるだろうし、勝ちに拘って審判を買収したと噂される国はスポーツをやる資格はないし、日本のライバルという敬称に値する国ではない。日本はもっとサッカーを愛するまともな強国を相手にすべきであろう。
志が低いことが日本サッカーの問題点ではなかろうか。
日本と英国のプロサッカーの試合の違いは日本のサッカーは意味不明の動き、意味不明のパス、シュートが多いことである。漠然とした考え方で、あいまいなまま動いているためスピードがないし創意、工夫がない。見ていて楽しくない。大相撲で日本人の関取が優勝できなくなって久しい。大相撲も、サッカーも同じ病気にかかっているのではないだろうか。
南アW杯の組み合わせ抽選会で対戦相手が決まった。シードのオランダ(FIFA番付3位)、カメルーン(11位)、デンマーク(26位)である。ちなみに日本のFifaランキングは43位である。W杯で4位までに入ると言うのが岡田監督の目標であるから当然一次リーグは突破するつもりであろう。どうやって突破するか。最低1勝はあげなければならないが何処に勝てるであろうか。
順位の一番低い、デンマークが一番日本が勝てる可能性の高いチームであるが果たしてどうであろうか。欧州予選A組ではポルトガル(5位)とスエーデンを押さえて1位通過している。今回は番付通りであればデンマークと日本が敗退する可能性があるがそんなにデンマークは簡単ではない。
カメルーンはアフリカ一位のチームで身体能力が高い。エトー我いるチームである。シドニー五輪の大会で優勝している。地元の応援で一段と強くなるはずである。
オランダは欧州の強豪国でW杯で優勝してもおかしくない実力の持ち主である。数ヶ月前の欧州遠征の練習試合では3対0で日本が負けている。相手を選んでデンマーク戦だけ力を入れるなどという卑怯な戦い方は3戦全敗のもとである。どの相手に対しても全力でぶつかる。これが一次リーグ突破の秘訣である。
誰かがオランダだけが一歩抜きん出ており、残り3チームの2位争いと言っていたが、日本だけが抜きん出て弱いと言う見方もある。とにかく死に物狂いでやらないといけないことだけは確かだ。
ゴンザレスはエラー絡みで3回に1点を取られて、それが重くのしかかって1対0で終わるかもしれないと思わせる展開であった。8回裏に代打大道のヒットで同点に追いつき、さーこれからという矢先。9回表に高橋の本塁打で2:1にされ、武田久に押さえられる姿が浮かんだ。ところが9回裏亀井と阿部の本塁打で逆転してしまった。
武田久の玉が軽かったのか亀井と阿部の本塁打は打った瞬間に本塁打と分かる特大の本塁打であった。東京ドームの観客だけでなくテレビ観戦のお客にも堪能させたいいゲームであった。こんな締まったゲームになったのは先発ゴンザレスと藤井の好投があったればこそである。
2016年に東京で五輪を開催しようとする運動が失敗した。いいじゃないか。よくあることだ。
今回の東京誘致は石原都知事の「日本人を元気づけるために五輪でも誘致しよう」という個人的な動機から始まったと私は理解している。五輪の力を利用して日本国或いは東京が盛り上がろうという動機はあまり公にはできない。大義名分としては4都市で最も小さかったといえるであろう。選ばれたリオデジャネイロの場合は「南米で最初の五輪」という誰にでも分かりやすい大義名分があったという意味で順当な結果である。誘致失敗で石原都知事は泣いたと言う。ただ確率は25%だったから失敗するのが普通なのだから泣く方がおかしい。あるテレビ番組でアジアの票をまとめ切れなかったとか。日本人は信用されていないとか。社交性がないから失敗は当然だなどと分析していたが。一度で誘致成功と言うのが本来おかしいのである。
日本は過去3回五輪を開催し、6回誘致失敗したという。とすれば9回中3回成功だから打率は3割3分3厘である。結構いい打率である。今回の東京誘致失敗で意気消沈して、一段と元気がなくならないように希望する。