2016年に東京で五輪を開催しようとする運動が失敗した。いいじゃないか。よくあることだ。
今回の東京誘致は石原都知事の「日本人を元気づけるために五輪でも誘致しよう」という個人的な動機から始まったと私は理解している。五輪の力を利用して日本国或いは東京が盛り上がろうという動機はあまり公にはできない。大義名分としては4都市で最も小さかったといえるであろう。選ばれたリオデジャネイロの場合は「南米で最初の五輪」という誰にでも分かりやすい大義名分があったという意味で順当な結果である。誘致失敗で石原都知事は泣いたと言う。ただ確率は25%だったから失敗するのが普通なのだから泣く方がおかしい。あるテレビ番組でアジアの票をまとめ切れなかったとか。日本人は信用されていないとか。社交性がないから失敗は当然だなどと分析していたが。一度で誘致成功と言うのが本来おかしいのである。
日本は過去3回五輪を開催し、6回誘致失敗したという。とすれば9回中3回成功だから打率は3割3分3厘である。結構いい打率である。今回の東京誘致失敗で意気消沈して、一段と元気がなくならないように希望する。
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