えらそうなトリさんのエンブレムがついているぞ。意味はわからないけれど。
色が、いい。アガト・ブルーというんだけど、某キャラを連想してしまう。そうだ。こいつの名前は「蒼」にしよう。でも、痛チャリにするつもりはないんで、あしからず。
そんなわけで購入。どうしてもドロップ・ハンドルを体験したくなったのにゃ。
この自転車は、いわゆるシクロクロス。ドロップ・ハンドルなんだけど実はオフロード用なのにゃ。700×30の太めのタイヤを履いているので、スポーツ走行だけでなく日常使いにも適しているという。普通のロードバイクは700×23の細いタイヤを履いていて、パンクのリスクが高く、常に車道を走るよう心がけなければならない。ワシにそんなストイックな走りは無理にゃ。気分しだいで歩道も走るのにゃ。
太めのタイヤを履くドロップ・ハンドルのスポーツ自転車って、あんまりないにゃ。サイズやデザイン、スペック等を検討して残ったのは、このラレーと、ビアンキのLupo D、コナのHonky-Tonkの3台。ビアンキは入手困難だし、色がちょっと・・・。コナは、変速のしかたに難がある。そんなわけでラレーに決定したのにゃ。
別に、「自分へのご褒美」というわけではないのにゃ。褒美を与える機会を待っていたら、ワシの一生は終わってしまうのにゃ。欲しいから、手に入れるのにゃ。
1年ちょっと乗ってきたけど、もっとスポーティに走りたくなった。そこで・・・。
ワシのプランは、今のフラットバー・ハンドルを、同じDAHONのCadenza Soloのブルホーン・ハンドルに交換することだった。折りたたみ式なので普通のドロップ・ハンドルとの交換は無理。せめて、同じDAHONの折りたたみ自転車のブルホーンに・・・と思ったけど、ダメだったにゃ。DAHONが、「そういう部品の売り方はしない」、と言ってきたのにゃ。どうしようか。
そして最後がペダル。合成樹脂製のやつをアルミ製の凹凸のあるタイプに変更。
これが、一番効いた。合成樹脂製のは、漕ぐ力がペダルに吸収されるような感じがする。それがアルミ製だと、力がダイレクトに伝わる感じ。硬い感触が闘争本能をかきたてる。「漕ぐぞ!」という気分になる。面積が小さい分だけ力が集中するのかも。凹凸が足のツボを刺激しているような気もする。
今まで5速で走っていたところを6速で走るようになったにょ。きっと、ワシのが日本最速のマリポーサ・ミニにゃ。
たとえばママチャリでもこのペダル交換はスピードアップにつながるはず。足を細くしたい人にお勧めにゃ。
続いてグリップ。ワシのマリポーサ・ミニは2007年モデルだが、現行の2009年モデルのグリップ(上)に交換。前のと比べると太くて、微妙なでっぱりがあるでしょ。前のはつかみどころがないし、路面からの衝撃がそのまま伝わってきて、すぐに手が疲れたが、今度のは違う。さすがはブリジストンにゃ。
サドルをスポーツ・タイプのスリムなやつに交換。左のコンフォート・タイプの方が乗り心地がよさそうに見えるけれど、ワシにはこのふくらみが余計で、うっとうしく感じられるのにゃ。それに、見た目はスポーツ・タイプの方がずっといい。よし乗るぞ、という気分になるのにゃ。
ワシの自転車生活も3年目になり、新しい刺激が欲しくなった。
で、マリポーサ・ミニのドロよけを取ってみました。どう? スポーツ車っぽくなったでしょ。もともと雨の日は乗らないし、路面の状態に注意していれば、ドロよけは不要なのにゃ。
連載「人とロボットの秘密 第4章」を読む。
スピノザの「エチカ」からの引用の仕方が、おかしい。いかにも我田引水的だ。彼は、「心よりも先に体が動く」などとは一言も言っていない。それどころか彼は、「人間精神は身体とともに完全には破壊されえずに、その中の永遠なるあるものが残存する」、と書いている。「心身並行説」といっても、この本の大部分は「心」について書かれている。
彼はまた、人間の自由について、次のように言う。感情や衝動のままに行動するのは真の自由ではない。なぜならそれは、感情や衝動に支配されていることになるから。そうではなく、全能の神が人間に授けた理性の命令に従って行動し、感情や衝動をコントロールするのが真の自由だ、と。
このように人間の精神を重視するスピノザを、どうして受動意識仮説を補強するために引用するのだろうか。
引用すべきなのは、夢野久作の「ドグラ・マグラ」だろう。ていうか、この記事を読んだ時に、あまりにも内容が似ているので驚いた。つまり、この小説に出てくる「脳はモノを考えるところにあらず」、「ひとつひとつの細胞が考えている」、「脳は全身から集まってくる情報をいわば交通整理しているだけ」、という学説だ。「記憶は遺伝する」という部分はさすがに引用しない方がいいかもしれないが。