「反知性主義」

2014-09-23 06:59:49 | Weblog

を批判する人たちがいるが・・・・・・。

 実は、そういう人たちこそ反知性主義なのだ。なぜなら知性は、知性自身を含むすべてを批判し、相対化するものなのだから。ひとつの体系である以上、「反知性主義」もまた、知性の作品であることは間違いない。

 真に知性的な人は、こう言っている。「デカルトはあらゆるものを疑おうとしたが、自分の疑問の価値については疑わなかった」(シュペングラー「西洋の没落」)。

 「反知性主義」を批判する人たちからは、知性よりもむしろ、知者としての自分のポジションを確保しようという権力欲、支配欲の匂いがする。
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