を読む。プルタルコス著。岩波文庫。
「英雄伝」の女性版「烈女伝」目当てに買ったが、他にも読みどころは多い。まず、表題作。美少年バッコンと、年上の金持ち女性イスメノドラとの結婚は、是か非か。ていうか、男同士の愛と、男女の愛とでは、どちらが優れているか、という議論が大まじめに展開されているのにゃ。さすがはギリシア。だが・・・・・・。
バッコンって・・・・・・。日本人なら「ズッ○ンバッコン」を連想するし、アメリカ人なら「ファ○ク・オン」を連想するだろう。結婚が議論の対象になるような男の名前とは、とても思えない。
作者の力不足にゃ。