塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

契約選手と企業ができること

2020-02-29 21:05:14 | 日記
 1990年代のNBAは、シグネイチャー・シューズと呼ばれる、個別に用意された選手限定品が大きな脚光を集めます。

 ゼイビア・マクダニエルとザンザス
 デリック・コールマンとブリティッシュ・ナイト
 ジョン・ウォーレスとカール・カナイ
 グレン・ライスとノーティカ

 というように、ナイキ、リーボックの成功を真似た形で、振興ブランドから服飾ブランドまでが、こぞって市場に参加します。

 特にデリック・コールマンは1994年のトロント開催の世界選手権、同年のオールスターに出場するほどの選手でした。

 ブリティッシュ・ナイトは英国企業ではなく全米企業なのですが、衝撃吸収素材「ダイマセル」を用いたコールマン専用バッシュを支給しましたが、契約は長続きしませんでした。

 そこにはやはり惰性

 1・コールマンはプロ入り後はナイキを履くも、ナイキでは自分個別の靴が与えられることはない
 2・ブリティッシュ・ナイトは市場に参加するために、契約選手を探していた

 というビジネス面でのメリットしかありませんでした。

 つまり、ナイキがマイケル・ジョーダンという最高の選手を全力で支援し、世界にバスケットボールの熱狂を生み、ジョーダンにあこがれる少年を増やしたいという思い。

 このような理念が無かったのでしょう。

 例えばヒュンメルを愛用するJリーガーと言えば佐藤寿人がいます。

 彼が日本代表に召集される前からヒュンメルは彼をサポートしていましたから、佐藤とすれは当然恩義は感じているはずです。

 でもそれ以上に彼は

 ヒュンメルと歩むことの意義
 ヒュンメルと共にできる活動

 を常に意識しているはずです。

 お金を生むことは商売ですから不可欠ですが、それ以上の影響力を考慮することが大切ではないでしょうか。
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