塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

イングランド代表のアウェイジャージがリニューアル

2010-01-22 23:27:37 | 日記
 3月3日のエジプト戦で、イングランド代表が最新のアウェイジャージを身に纏うそうです。これに伴い日本のサッカーショップでも、レプリカの予約を始めていますが、大人用と併せて「インファンキット」と「ベビーキット」も発売されるんです。僕は面白い試みだと思っています。

 欧州の熱狂的なサッカーファンは、自分に孫や子供が出来た場合、すぐさま贔屓クラブ入会の手続きをとることがありますね。子供と孫にとっては選択の余地はないわけです。朴達が自分の両親と祖父母を選べない事は仕方がないとしても、自分の贔屓のサッカークラブくらい、個人の意志を尊重してあげた方が良いと思いますが。
 僕のこの考え方そのものが、彼の地では通用しないのかもしれません。

 「インファンキット」や「ベビーキット」が日本でも発売させるという事は、日本にも欧州のような熱心なファンがいることの証明かもしれません。ただ日本人にも関わらず、イングランドを熱狂的に応援するファンがどれくらいいるのかは正直よくわかりませんが。

 日本で暮らすイングランド出身のファンに向けての商品としてではないでしょうから、やはり日本には子供や赤ちゃんにイングランド代表のジャージを着て欲しいと思うファンが多いのかもしれません。

 別の見方をすれば、景気低迷が叫ばれるなかでも、こうした高額の商品を購入できるファンが、日本には沢山いる証明でもあります。ほんの一瞬の間しか着用できないこれらの商品を、いかに自分の家族に着せたいとはいえ、購入する事は心理的に葛藤があるのではないでしょうか。
 でも購入するファン、もしくは贈り物として買うであろう方がいるということは、日本が経済的にまだ潤っていることの証なのかもしれません。
 
 また日本は欧州サッカーから見れば、遠く離れた辺境の地ということも関係していると思います。
 ライバル意識の強い他の欧州諸国のファンが、好き好んで他国のジャージを着るなんて発想は無いでしょうから。

 ちなみにインファンキットは8715円、ベビーキットは7245円での販売になるようです。
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パルセイロの練習を見てきました(2)

2010-01-22 17:55:14 | 日記
 今日見学中に応援席の飛び込んだボールを3つ、拾ってピッチに戻したんですね。その中のひとつのボールに「Vado」のサインが刻印されていて、今彼はもうここに居ないことを痛感しましたね。

 実際昨シーズンまでいたはずの選手が、もうパルセイロの一員ではないことの現実が、何だか不思議な気分でしたね。プロになれば今以上に選手の移り変わりは激しくなるのでしょうから、僕達ファンもいつまでも居なくなった選手のことを考えても仕方が無いのですが。

 パルセイロは今シーズンも地域リーグで戦いますが、パルセイロを離脱した選手達は、パルセイロをJFLに押し上げる事が出来なかった点について、必ずお詫びの言葉を述べています。これは今年も去年も変りません。やはり志半ばという想いが強いのでしょう。

 逆にパルセイロの限らず、地域リーグの活躍が評価されJFLのクラブから誘いを受け、今季よりJFLに活躍の場を移す選手も存在するんですね。選手としては複雑な心境でしょうが、クラブを変えて自身のステップアップに励む事が、プロを目指すためには不可欠ですから、大いに暴れて欲しいものです。

 来週にはパルセイロのトライアルが控えているのですが、現状では少数精鋭というよりも、単に層が薄いクラブでしかありません。地域リーグで外国籍の選手補強は考えにくいので、遠征や親善試合が組まれる前の選手補強は急務だと思います。

 選手の契約更新が少ない事は、監督の意向よりも人件費の削減という現実問題の方が大きいのかもしれませんが。パルセイロの補強がどのような形になるのか今は見えてこないのですが、トライアルの成果に今は期待したいと考えています。
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パルセイロの練習を見てきました

2010-01-22 17:38:03 | 日記
 今日は休日でしたので、長野パルセイロの練習を見学してきました。冷え込みはそれほど厳しくは無かったのですが、見学者が僕ひとりだったこともあり、30分程度の見学で帰ってきてしまったのですが。ひとりの練習見学は何だか恥ずかしかったんですね。他に見学者がいれば、今シーズンの展望や選手補強の話も出来たんですが。練習中に選手や監督に話し掛けることは出来ませんしね。

 今季パルセイロは契約選手を大幅に絞り込んでいることもあって、今日練習に参加した選手は12、3名程度でした。昨年の今頃はピッチ全体を使用しての練習でしたが、今日は半面のみ使った練習でしたね。また監督が選手の水分補給に気を使っていることも印象的でした。

 今日のパルセイロの練習を見て印象に残った点は「5対2」の徹底です
 5人が円形を組みワンタッチでの早いパス回しを行うんですが、円の中にふたりの守備の選手がいて、パスカットのためのプレスをかけるんですね。

 監督はパスを20回成功させよう、出来たら25回にしようと選手に数でノルマを設定します。
 パスをまわす5人の選手達は、目標数に向けてグラウンダーのボールや浮き球など工夫はするんですが、守備役のふたりにパスカットされるシーンもあったんです。

 やはり素早いプレスをかいくぐるにはどんなレベルの選手でも
 「常に視野を広く持つ」
 「両足でボールを蹴る事ができる技術が必要」
 「味方同士常に声をかけあい、意思疎通をはかる。」
 これらの要素が必要不可欠だということがわかりました。そうでなければ守備の負担が格段に増えますし、自分を不要な怪我から守ることもできます。

 試合を見ることも大事ですが、短い時間でも練習を見ると考えさせられることが沢山あります。
今の時期は見学に適した時期では無いのですが、練習は「タダ」であることを考えると、非常に得した気分になります。
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柴崎岳の将来はアントラーズと共に

2010-01-22 13:52:37 | 日記
 アントラーズが青森山田高校2年生柴崎岳の入団内定を発表しました。正直この発表は、僕らの「固定概念」を打ち崩す、画期的な物だと僕は考えています。

 通常高校生を戦力に考えるなら、即入団可能な3年生をスカウトの対象にするでしょうし、3年生の方でも進路が決定するわけですから願ったりかなったりです。

 しかしまだ卒業を控えていない2年生でも有能な選手、あるいは今は凡庸に見えても、適切な指導が受けられたなら、将来伸びるであろう選手を獲得する事は、クラブにとって大きな魅力なのでしょう。選手の方から見ても、クラブの入団内定を受ける事で、学校以外の練習の場が提供できることで、更なるレベルアップが期待できます。

 今欧州サッカーでは、アフリカから低年齢の選手を獲得する「青田買い」が深刻化しています。
 エトーやドログバ、そしてミケルのような欧州の最前線で戦う選手達も、渡欧当初はスモールクラブで修行に励んだからこそ今があるのですが、それでも連れられてきた選手の大半は、クラブと契約が結ぶ事ができず路頭に迷ってしまいます。

 高校在学中の選手を獲得することも、一種の青田買いですから正直議論の必要性はあると思います。財政の厳しいクラブは、戦力にならないと判断すると、すぐ解雇の可能性がありますからね。
 
 ただ国内の選手が国内のクラブに入団するわけで、そこに「搾取」の2文字は見え隠れしませんから、その面を考慮すると生徒とご両親も一安心なのかもいしれません。

 アントラーズは内田に本山、小笠原に中田と主力の多くが高卒の選手達です。
 アントラーズには高校生を磨き上げて、一人前に育てていく力があるのでしょうね。柴崎もその力に魅了された1人なのではないでしょうか。去年入団した大迫もそうだと思います。

 アントラーズには彼が手本にできる選手が、攻撃、守備問わず沢山いますし、何よりアントラーズは滅多なことでシーズン途中監督を解任しません。それはクラブの描く将来像が明確であることを示しています。

 柴崎は良い選択をしたと自分自身でも考えているのではないでしょうか。
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人間はミスをする生き物である

2010-01-22 01:21:34 | 日記
 突然ですが皆さんにクイズです。
 これから挙げる3選手に共通する出来事は何でしょうか?

 1・デヴィッド・ベッカム 2・フランチェスコ・トッティ 3・ジネディーヌ・ジダン

 正解は
 「ワールドカップに出場し、レッドカードで退場処分になった経験を持つ」
 になります。ワールドカップは全てがサッカー選手が憧れる世界最高峰の舞台ですが、時に残酷な処刑台と化す時があります。意図的であろうがなかろうが、選手の失態はテレビの映像を通じて全世界中に伝わってしまいます。
 時には1998年のベッカムのように、本来なら擁護するであろう自国のファンからも数多くの罵声を浴びる場合もありますし、2006年のジダン(とマルコ・マテラッティ)が理由で、イタリアとフランスの2国間の仲が険悪になったことさえあります。

 選手はミスをしたくてしているのではありません。だってどちらかのチームがミスをしているから、得点が生まれるわけですからね。

 僕はいつも「人はミスをする生き物だ。どんな優れた人間でもミスを犯してしまう。それはサッカーに限らず、全ての分野で起こりえること。」と捉えています。ですから戦犯探しの記事や、代替案も無いのに監督交代を叫ぶ記事を読むと、どうにかならないものかと思うんですね。

 批判に打ち勝つには選手が「折れない心」をもっているかどうかが、重要な鍵になると思います。どんなに周囲の人間が勇気付けても、自分の脚で立ち上がらなければいけないのは選手自身ですからね。

 ベッカムをあの退場劇の後、イングランド代表のキャプテンに任命されるなど、人間としての器が評価されましたし、トッティは「ローマの旗頭」として大きな尊敬を集めています。
 ジダンは引退してしまいましたが、世界中でサッカークリニックを行うなど、今も精力的に活動しています。

 今挙げた3選手は「折れない心」を持ち合わせていました。
 苦しい時や困った時はサッカー選手の自伝や記事を読むと、元気がもらえると思います。そこには苦しんだ人間の率直な言葉が綴られているからです。
 
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