日本の民主主義って、どうなのかな。戦後77年もたったんだし、かなり成熟してるんじゃないのかなあ? なーんて考えてる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『西郷隆盛 日本人への警告』(幸福の科学出版)で、西郷隆盛の霊の言葉(「霊言」)を、次のように伝えておられます。
まあ、この国の民主主義といっても、宗教を見ればよく分かるではないか。十八万もの宗教がひしめいているのであろう。ということは、「何が善で何が悪かも分からない」ということではないのかな?
何が善で何が悪かも分からない人たちが、人気投票的に民主主義を操っているということだな。
であるならば、教師が必要である。人類の教師が必要である。国民の教師が必要である。青年の教師が必要である。
今、善悪を教えることは勇気の要ることだと私は思うが、それを、勇気を持って教えなくてはいけないと思う。(中略)
いったい誰が「善悪を分ける正義」を提示するのか。
昔は、今のような放送もなければ活字もない時代が長かった。そこにあったのは、いわゆる「荒野に呼ばわる者」の存在であろう。その肉声にて善悪を伝えるのが、原始的ではあるが、最初の姿である。(中略)
宗教が宗教政党をつくるというのは、一つの考え方としては、「本当に世直しを主体とした活動ができる」ということだ。「利害を超えて、ものが言える」ということが宗教政党の強みであろうと思う。だから、「利害を超えて、正しいと思うことを言い続ける」ということが宗教政党の存在意義だろう。
もし、その「宗教」の部分がなく、ただの「政党」であるならば、職業としての政治を護ることに、ほぼ専念することになるだろう。それが現在の政治の現状となっている。
悲観的なことも否定的なことも数多く言ったけれども、ただ、あなたがたが、ときおり、自分たちに不利とも見えることを言っていること自体については、世の人々は、うすうす感じてはいると思う。
ただし、まだ、本気さが足りているとは思えない。(中略)
残念ながら、日本国民には、今のところ、正常な判断力はないように思われる。
ただ、嫌悪の心だけは明らかに出ているような感じだな。「好きか、嫌いか」については判断ができている。ただ、正邪の判断はできていない。これが今の日本の民主主義のあり方かと思われる。
また、民主主義の問題として、「未来が見えない」という問題はある。いつも現状しか問題にしない。「それが未来においてどうなるか」ということについての智慧は、いつも足りないと思われる。
だから、あなたがたは、未来の設計図を提示しなければならないし、古い言葉ではあるけれども、政治に乗り出すに当たっては、「大義名分」について、考えに考えなくてはならないと思う。
残念ながら、今、権力は崩壊過程にあると思われる。国会も内閣も裁判所も、権力は崩壊過程にあって、シロアリの大群に食われているような状況だな。
そのなかにあって、覚めた目で、この国の未来のあり方を見つめる人が、いなくてはいけないと思う。
(83~89ページ)
何が善で何が悪かも分からない人たちが、人気投票的に民主主義を操っている。
であるならば、今、善悪を教える教師が必要である。
今、権力は崩壊過程にあるので、そのなかにあって、覚めた目で、この国の未来のあり方を見つめる人が、いなくてはいけない──。
日本という国における民主主義の未熟さを冷静に指摘しつつ、宗教政党である幸福実現党への期待と、しかし、まだまだ本気さが足りないことへの厳しい目線と。
西郷隆盛という方は、単に明治維新期の英雄であっただけでなく、やはり旧約の預言者の一人でもあった感じが、ひしひしと伝わってくる気がします(第二イザヤとして生まれたことが155ページで紹介されています)。
いずれにしても。
幸福実現党は、これからの日本の民主主義を変えていく先兵として、もっともっと本気さを加えて、大活躍していってほしいものだと、改めて私は思っているのです。
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『西郷隆盛 日本人への警告』
大川隆法著 |
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