ゆーぱの部屋 ~幸福の科学の教えから~
幸福の科学の教え(大川隆法先生の書籍)で、みなさまの人生の悩みや疑問などを解決するお手伝いをします。
 



学校に行けなくなっちゃた子がいるんだけど、これって病気なのかな。どうしたらいいのかな? なーんて悩み抱えてる人、いませんか?

幸福の科学の大川隆法先生は、『霊性と教育──公開霊言 ルソー・カント・シュタイナー』(幸福の科学出版)で、「シュタイナー教育」で有名なルドルフ・シュタイナーの霊の言葉(「霊言」)を、次のように伝えておられます。

 私は、基本的に、「すべての人が、一クラス四十人の学級で教育を受けて、大人になっていける」というようなことが実際にありえたらおかしいと思っています。そんなはずはないと思いますよ。(中略)
 野菜であれば工場で栽培ができるでしょうが、動物の場合はなかなかそうはいかないし、牛のように家畜小屋に閉じ込め、乳だけを絞るというわけにはいかないと思います。やはり、放牧されている姿が自然の状態でありましょうし、柵を越えていくものもいれば、牛舎に帰ってこないものもいると思うんですよね。まあ、それが動物の特徴です。
 元気な盛りに、すべての人を同じカリキュラム、同じスタイルで縛りつけるのは、そうとう難しいと思うので、学校に不適応を起こす人が一定の比率で出るということは、当たり前だと私は思いますね。それを、「あってはならない不自然なことだ」と考えるほうが健全でないと思います。
 ですから、「同じようなカリキュラム、同じような生活のスタイルには、とてもついていけない」という子が出てくることを前提にして、そうした子たちが生きていける道をつくっておくことが大事です。
 集団生活ができずに、不適応を起こすから、そうした人たちが駄目かと言えば、全然、そんなことはないわけです。そういう人たちのなかに、他の人と違う異質な目を持った人、異質な才能を持った人、先見的な目を持った人などがたくさんいらっしゃいます。
 もちろん、同学年についていけず、遅れる人もいるとは思いますが、そのなかには、型にはめることができないようなスケールの大きな方もいらっしゃるわけです。
 だから、学校教育というのは、まあ、八割ぐらいが満足してくれればいいほうで、やはり、「二割ぐらいはみ出しても、当たり前だ」と思わなければいけません。 
 その残りの二割に関しては、それぞれの向き不向きに合わせた受け皿を多角的に研究していくことが、教育の使命だと思いますね。それは、フリースクールのようなものでも、あるいは才能教育のようなものでも構わないと思うのです。(中略)
 今は、高等学校でも、勉強はそうとう難しいと思います。全教科を三年間勉強するのは、本当に、大変つらいことだと思うんですよね。
 だから、「全教科をやるのがとても嫌だ」という子の場合には、いっそのこと好きな教科だけを勉強してもいい学校や、あるいは専門学校のようなものに入れても構わないと私は思うんです。それだけでも、十分、役に立ちますのでね。(中略)
 そういう人たちが一定の比率で出てくることを許容するだけの力が、社会になければいけないと思います。「全員が全員、“サラリーマン予備軍”として、育てられることが幸福だ」とは、私は思わないですね。
 義務教育は中学までのはずですが、今では、高校もほぼ全入制になっていて、同じ教育で縛られています。さらに、大学まで全入制にしようとしているようですが、それが、必ずしも、人類の幸福になるとは思えないのです。やはり、義務教育をやっていいのは、せいぜい、中学ぐらいまでです。
(136~142ページ)

人間も動物である以上、学校に不適応を起こす人が一定の比率で出るのは、当たり前である。

だから、同じようなカリキュラムや生活のスタイルについていけない子が出てくることを前提にして、そうした子たちが生きていける、たとえばフリースクールや才能教育のような道をつくっておくことが大事である。

そして、義務教育をやっていいのは、せいぜい中学ぐらいまでである──。

こういうふうにハッキリ説かれると、目からウロコですよね。

画一的な学校教育についていけない子は、むしろ一定比率でいるのが当たり前だというのが、ルドルフ・シュタイナーの意見です。

そうすると、戦前にはかなり多様な学校教育の仕組みがあったのに、戦後、画一化が進みすぎたことが、いまの不登校の問題を生んでいる原因の一つではないかと思えてきます。

そなふうに考えてみることで、教育の世界がこれから向かうべき一つの方向性が、見えてくる気が私はしているのです。


霊性と教育 (OR books) 『霊性と教育──公開霊言 ルソー・カント・シュタイナー』

 大川隆法著

 

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