
Terji Rypdalさんは1947年生まれだから73歳になっているけれど、新しいアルバムが出て、スタイルが前に戻っていると書いてあった。ロック・ギタリストの演奏は疎いけれど、ジャズの世界で弾いてくれるリピダルのスタイルがとても好きだった。
それで結構中古で見つけると買うという感じで大分たまった。

最近はもういいかなと思い始めていたらスタイルどうのとうことでやっぱり買ってみた。
確かにそれは言えていて、いい雰囲気で自分の音世界をつくっているという感じになっていた。
持っているアルバムで初期の2枚のあとは1970年からECMからのもので25枚がでた勘定になる。もっと持っているかなと思ったけれど半分ぐらいだった。
アイヒャーさんも古くからの付き合いというか、スタイルを持った人は大切にするのだろう。
今回のアルバム、確かにサウンドスタイルをシンプルに本来に戻した感じでとても良い。
スタジオ録音ということで、熟考した後のサウンドなのだろうと推察できる。もうちょっと長く主張してもいいのではと思うけれど、このお年でこうやって刺激的なフレーズを維持しているのはさすがミュージシャンだと思う。
でも、もう一つ書いてしまうと、リピダルのリーダー・アルバムがお勧めとなることは結構少ない。自分のアルバムのサウンド作りに力が入ってギターフレーズよりかサウンド中心になる。
これまでのアルバムのなかで実はkitel Bjornstadの「sea」の演奏の方が好きだ。そっちの方がリピダルがギターのフレーズで自己主張しているように感じてします。
という事でこれは、好みの問題だと思うけど、リピダル、ギター奏者としてソロ・フレーズに徹している方が好き。
Conspiracy / Terji Rypdal
Terje Rypdal (Electric Guitar)
Ståle Storløkken (Keyboards)
Endre Hareide Hallre (Fretless Bass, Fender Precision)
Pål Thowsen (Drums, Percussion)
Produced by Manfred Eicher
Recorded February 2019
Rainbow Studio,Oslo
1. AS IF THE GHOST … WAS ME!?(Terje Rypdal)
2. WHAT WAS I THINKING(Terje Rypdal)
3. CONSPIRACY(Terje Rypdal) 4. BY HIS LONESOME (Terje Rypdal)
5. BABY BEAUTIFUL(Terje Rypdal)
6. DAWN (Terje Rypdal)
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