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JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

妙でいいのかな OPEN MINDS / Mads Vinding

2011-05-19 21:20:37 | 聞いてますCDいいと思う


ジャン・ミッシェル・ピルクをピアニストとマッズの組み合わせは、多くの人が違和感を持ったことと思う。
ハイン・ヴァン・デ・ゲインのような重たいベースが一番合う様に思っているけれど、逆にピルクの新しい魅力が発見できるかもと買ってみました。
1曲目がサム・デイ・マイ・プリンスで、ピルクはピルクだから、こう弾くのだろうという出だしです。
これらのスタンダードの選曲は、この組み合わせの調和(不調和?)をあえて強調するためのヴィンディングの意図でしょうか。
3曲目、ピルクらしいピアノフレーズから、とても美しいフレーズがとびだす後半さすがです。
4曲目はピルクのオリジナルですが、即興で始めたような演奏はヴィンヂングの安定とハートの調和にたいしピルクの個が上手い具合に絡まっています。
5曲目がヴィンヂングのタイトル曲、美しい出だしから、表情を急に変えるのは、これが演りたくてピルクを選んだ気がします。
7曲目、ベース・ソロから始まるピルクの曲はビンディングのために美しいハーモニーがつづく曲
9曲目、モンクのストレート・ノー・チェイサーはピルクのテクが発揮されるこの組み合わせならではの妙がでた演奏。この演奏でこのアルバムに拍手しました。
最後はデンマークのトラッドで、ニルス・ランドーキーもアルバム「SCENS FROM A DREAM」で演奏しているニールス・ペデルセンが何度も録音した曲、もちろんビンディングも偉大なベーシストにリスペクトしているのです。


OPEN MINDS / Mads Vinding

Jean-Michel Pilc(P)
Mads Vinding(B)
Billy Hart(Ds)
Rec. November 4, 2010, Denmark

1. Someday My Prince Will Come
2. My Funny Valentine
3. Summertime
4. Hardly Like An Evening Sunset
5. Open Minds
6. How Deep Is The Ocean
7. Sam
8. Irah
9. Straight No Chaser
10. Golden Key
11. I Skovens Dybe Stille Ro


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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TBさせていただきます (910)
2011-08-06 12:35:55
購入するのが遅れてしまいました。

アドリブというか、ジャン=ミシェル・ピルクのピアノの解体再構築には賛否両論あるかと思いますが、私はこういうの、好きな方なので、聴いていて小躍りして喜んでました。なかなか珍しく、面白い組み合わせのトリオでした。それでいて一体感も感じられましたし。
返信する
基本は (monaka)
2011-08-07 17:19:22
910さん、こんにちはmonakaです。
私基本的にピルクが苦手でして、あまり楽しい思いがありません。

ストレート・ノー・チェイサーはさすがで驚きました。
返信する

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