
本の雑誌の年間ベスト10で断然の1位に評されていたので、村上春樹ぐらいで、普段はほとんど読まない日本の小説を読んでみた。
角田光代さんのこともまるでしらないし、でもすごくいいと書いてある。
大きな事件が起きるわけでもないけれど、戦時中、疎開した二人の再開から現在までの物語。
昭和史を綴るので身近な内容もあるけれど、主人公が女性だし、主人公佐織の独白の形態なので、この女性と、読むこちらとの同調性などが必要だと思う。
敢てそれを外すような進み方は結構しんどくて、残念ながらこの本の素晴らしさの認識は、深くは得られなかった。
最後のページで本のタイトルについての情景が書かれているが、私一番感動したのが、このタイトルのような気がします。
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