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JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

カレントの本筋 songs We Know / Fred Hrsch+Bill Frisell

2008-02-26 21:36:22 | 聞いてますCDおすすめ


Bill Frisellに関してほとんど、コメントする知識を持ちません。
もちろん経験はゼロでありませんが、G・ピーコックとのDUOとか、メセニーのアルバムへの参加がありますが、感動までには行っていませんでした。
中古屋さんでフリゼールのアルバムってかなりあるのですが、手を出し手いません。
そんな中で、Fred Herscなので拾った一枚です。
ビルフリの浮遊感とか、カントリー調とかいまいちマッチングしなくって、ピーコックとのDUOも記事に出来ませんでした。
今回1曲目“It Might as Well Be Spring”の小唄をとても良い雰囲気で始まりました。とても美しい心のこもったギターです。
2曲目お互いの演奏に合わせて次を決めて行く演奏で、そのわずかの音の変化を捉えてフレーズを作っていくのが伝わります。
4曲目“Softly, As in a Morning Sunrise ”このテンポで聴いていると、ギターの音からあの名盤、エバンスとホールの「アンダーカレント」を思い出します。
6曲目の“My One and Only Love”ではエバンスの雰囲気充分な音からやはり「アンダーカレント」を思い出しました。
フリゼールが使う音は、ジム・ホールのあの時をしっかり捉えています。ビル・エバンスにしっかり影響を受けたハーシュは、ところがそれよりかとても力強い音を出していて、DUOが綺麗なだけでない、互いの反応で作る力強い演奏になっています。
「アンダーカレント」を引き合いに出したらおかしいと最初は思ったのですが、許せる感じです。多分それを意識しているだろう感じが伝わってくるし、相手の音とフレーズに反応しあい、次に何をするかを互いが出し合っていく実力が均衡しています。その素晴らしさは「アンダーカレント」そのものですから、その流れが密かにここに流れ着いた感じです。
ちょっとCDなので長くなっていますが、カレントと同じ長さにしたら名盤になったような気がします。



  Song We Know / Fred Hersch + Bill Frisell

Fred Hersch piano
Bill Fresell guitar


1. It Might as Well Be Spring
2. There Is No Greater Love
3. Someday My Prince Will Come
4. Softly, As in a Morning Sunrise
5. Blue Monk
6. My One and Only Love
7. My Little Suede Shoes
8. Yesterdays
9. I Got Rhythm
10. Wave
11. What Is This Thing Called Love?



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9 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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中古市場 (カノン)
2008-02-27 22:25:25
関東ではこんなデモノがあるのですね~(ーー)ウラヤマシィ
みあたらないのですが廃盤でしょうか。

昨年生ハーシュを逃したことが悔やまれます。。。
返信する
これは聴くほどに驚きました (monaka)
2008-02-27 23:03:12
カノンさん、こんにちは、monakaです。
確かに中古屋さんで広い、予想以上の素晴らしさに驚きました。
名古屋も市場としてはしっかりあるのでないですか。
解りませんが、私は全て運で解決しています。
そうハーシュ是非良い状態で聴いておきたいですね。
私も聴いていません。
返信する
これは廃盤なの? (すずっく)
2008-03-01 22:48:44
確かに、あまり、話題にはならかったかもね。。

って、このジャケット、開くと最後に二人の写真ありますよね。

ビルフリはギターだけど、ハーシュは何?これ。あ、あ、悪魔が持ってるのに似てますよね。
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確かになぜでしょう (monaka)
2008-03-02 18:23:59
すずっくさん、こんにちは,monakaです。
気がつかなかったけど見ました。何でしょうね、悪魔ですよね。
返信する
ありがとうございました (カノン)
2008-09-12 23:38:36
その後確認したらAmazonでは普通に売ってました;;;
でもなんとなく買わずに過ぎてしまっていたところ
(繰り返しますがギターが苦手なので…)
うれしいプレゼントが舞い込みました!!
結果。食わず嫌いはよくないですね。ハーシュとの
からみがすばらしい!!大切な1枚になりました。
本当にありがとうございました。
返信する
こちらからもTBさせて頂きます (中年音楽狂)
2009-08-06 23:25:00
monakaさん,こんばんは。当方ブログへのコメント,TBありがとうございました。

私はFred Herschにより美的な側面を求めてしまうので,このアルバムは期待値を下回ったものになってしまいました。

しかし,これを"Undercurrent"へのオマージュとするならば,まぁこれもありかなと言う気がします。ということで,自分でも一体どうなのよというぐらい微妙なんですよね。もう少し良く聞き込まないとよくわからないのかもしれません。

こちらからもTBさせて頂きます。
返信する
古いのにありがとうございます (monaka)
2009-08-07 22:05:11
中年音楽狂さん、TBあリがとうございます。
フレッド・ハーシュはとてもきになるピアニストですが、健康どうでしょうか。
ボサノバをソロで弾いたアルバムを舞っているところです。ポケット・オーケストラには悩んでいます。
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今更なんですが (ki-ma)
2010-11-01 21:01:54
最近Hersch付いています。最中さんの中で検索したらHerschカタログだ!少しづつ聴き落としているんですが非常に特殊な印象で底が知れません。楽しんでいきたいと思います。というわけでトラバさせて頂きますね。
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Unknown (monaka)
2010-11-02 23:41:22
Ki-maさん、こんにちは,monakaです。
Herschについてはいつからファンになったか解りませんが、気がつくとアルバムを拾うようになりました。特出して凄いわけではないようにおもいますが、フレーシングなどの驚くべき繊細さなど選んでしまいます。
このアルバムも組み合わせが変わっていますが、そこにHerschの独自の色合いがあり好きです。
Jazzで好きな人を作ることが楽しむ方法の本道ですよね。
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