極たまに私の机に文庫が置いてあることがある。オクサンと私が読む本はほとんどちがうけれど、今回は結構おもしろかったそうです。
有川 浩の本だそうですが、そういえば「三匹のオッサン」というのもオクサンのを読んだな。
「ゼロ」が大変時間がかかって、アーチャーはどんどん読んだけど上下だからそれなりに、この文庫は270ページ弱でソフト・ノベルと言うだけあって読みやすい。
2008年に書いた「ストーリー・セラー」と言う小説をSide AとしてSide Bとなる話を加えて文庫化したもの。
1時間ちょっとでAを読み終わった。
致死性脳劣化症候群という何とも凄いその人だけの病気に罹患したオクサンとダンナサンの出会いと別れの話。
彼女の書く小説を偶然目にして、その凄さにほれ込んだ彼と書くことがすべての彼女、ここで『書く人』と『読む人』のそれぞれの能力の話がプロットにだてくるけれど、10年以上もしょうもない記事をかいているけど、結局私も『読む人』なんだなと筋とはちがうけど結構面白い。
Side A からはネタバレだけど解りきったことだから
誰かが泣いていた。うるせぃなと思って、気がついたら僕がないているのだった。
担当氏を笑顔で煙にまくほど冷静だった僕が身も世もなく号泣していた。
Side Bにうつったけれど、こんどはダンナが死ぬ話だそうだ。 出だしにそう書いてあるからネタバレじゃない。
ときどきオクサンが本をすすめりけれど、どうも人を教育しようとしているのではと思う。
作家のオクサンのために家事いろいろをしてくれるダンナ
「でも、それちょっと甘やかされすぎ・・・・」
後ろめたく呟くと、夫はいつものようにひやりと笑った。
「俺はきみを甘やかすのが好きなの。君を甘やかすのが俺の人生の目標と言っても過言じゃないね。どうだ、嬉しいか」
2時間ちょっとで読了、こんなに早く読み終わる小説もあるのだと変感心。次は出れば買うことに決めているシリーズものにすんなり継続
ここのところ調子が良くなってきた。