久しぶりのお稽古のついでにショップに行って買おうと思っていたアルバム2枚と、出れば買うだろうと思うアルバムの3枚を仕入れてきた。久しぶりのショップだけれどその3枚だけ、そのうち1番気に入ったのが、ヴィトウスがウエザーの音楽を演っているもの。
ヴィトウスは既に「ウエザーの思いで」というアルバムを出しているから、それを推し進めたアルバムになっているのだろうか。
1曲目“Scarlet Woman”のメロディが流れ出した時に、ザヴィヌルが蘇ったとゾクッときました。
これヴィトウスが正確にウエザーの本質を維持していることではと思います。
次が“Seventh Arrow ”だったり、“Birdland”“Pinocchio”だったりと知っているメロディが多いのがうれしい。
“Birdland”これをどのように感じるか、私あのウエザーの演奏についで良いと感じ入りました。
ヴィトウスのこと、ウエザーの楽曲、符をそのまま再現するわけがない。ハーモニーなりフレーズを新しく織りなおしたような贅沢な雰囲気です。
サウンドも2ドラムスに2ホーン、キーボードも2本になったりで、どのように構成してこのサウンドかわかりませんが、録音はヴィトウスの作ったUniversal Syncopation Sutadioなんだから、凝り性のヴィトウスサウンドにいろいろ手を加えたのでしょうね。
いずれにしても昔を知っている人には懐かしくもあり新鮮でもある。新しい人には新鮮を織り込んだアルバムだと思う。
MUSIC OF WEATHER REPORT / MIROSLAV VITOUS
Miroslav Vitous: double bass, keyboards;
Gary Campbell: soprano and tenor saxophone;
Roberto Bonisolo: soprano and tenor saxophone;
Aydin Esen: keyboards
Gerald Cleaver: drums;
Nasheet Waits: drums
録音 :
2010年3月、5月
2011年2月、3月
1. Scarlet Woman - Variation 1
2. Seventh Arrow
3. Multi Dimension - Blues 2
4. Birdland Variations
5. Multi Dimension - Blues 1
6. Pinocchio Variations
7. Acrobat Issues
8. Scarlet Women - Variation 2
9. Multi Dimension - Blues 3
10. Morning Lake