JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

カーブを描いて ZONE / 1705 Zsolt Kaltenecker

2015-12-11 23:19:24 | 聞いてますCDいいと思う



ソルト・カルトネツカーのアルバムがあまりであわなくなったのはガッツ・プロダクトが手を染めないだろうか。なかなか出ないと思っていたら 2013年にトリオのアルバムがでて、それは「我ががまですまんが」と言う記事にした。
それまでの刺激的なアルバムと比較してソルトはソルトなんだけれど一寸ピンとこなかった。
そのアルバムのタイトルが「1705」でそのアルバムと同じメンバーで「1705」をグループ名にして新しいアルバムがリリースされた。

アコベの単音のリズムから始まってちょっと驚いたけれど、流麗なソルトの強いピアノラインは健在と思う。ジャズ色の強い始まり、これだけたくさんの音をならして、スッキリしているのは構成がしっかりしているからだと思う。
2曲目、同じ添付でフレンチポップふうのメロディ、途中からエレピに変化して、前作よりソルトらしさな増した表現になっているでしょうか。
3曲目ショルダー・ピアノを弾きそうな雰囲気で始めて、エレピのファンタジックな曲。
4曲目はアコベの利済みにエレピを合わせてファンキーなメロディ、基本3人が一体となって音楽を組み立てていく構成で、エレキを使ってノスタルジックな感じも盛り込んだグループにしているのでしょうか。
5曲目、アコピとエレピを組み合わせてエレピは久しぶりにワウワウ・ピアノ、そのあとアコーステックでガッとラインをつくりところがソルトらしい。
6曲目はララバイ風ワルツでたいとるが“Closing Hour”
8曲目、ジャズ・ロック風、昔にあったスタイルだけれど、ショウルダー・ピアノを思い出して楽しい。
9曲絵アコで“New Year”だから年が明けるまで待とうとおもったけれどやはり年内、エレピにかわった段階で10曲め、ここでソルトのエレピが全開、これはソルトのグループだと思うけれど、これがソルトの考え方なのでしょう。

ソルト・カルトネツカーは昔からかなりオタクがかった感じで演ってきたから、一時アレッとおもうようなのもあるけれど、本当に個性のきちんと出す人だからこれからまた、カーブを描いて、自分を作って欲しいものです。

ZONE / 1705 Zsolt Kaltenecker

Zsolt Kaltenecker (elp.p. sampler)
Bela Piri (b,elb)
Andras Des (per)

1. Nocturne Revisited
2. Zone
3. Spring Dance
4. Waiting For The Sun
5. 21
6. Closing Hour
7. Vortex
8. Time Flies
9. New Year
10. Between Spaces
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする