JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

マイルス・オフ会 LE LANN TOP

2013-02-21 21:48:59 | 聞いてますCDおすすめ


中古屋さんでのひらめきが当たるととてもうれしい。
エロック・ルランというトランペットもヤニック・トップというベーシストもまるで知らないけれど、Nocturneからのアルバムだからひろってみました。
2007年のアルバム、誰かが書いていないかとさがしてみれば、ずっとご無沙汰になっている“雨の日はJAZZを聴きながら”のcrissさんがしっかり書いていて、いまだに流石だと思い出します。(またいろいろ教えてくれたらいいのに)

1曲目、ギュエーとトランペットが鳴ると弩迫力の低音ベースのリズムで度肝をぬかれます。ペットがマイルスがやろうとしていたことを、でもマイルスよりか上手いかもしれない。
2曲目、ペットは美しい音色で、ハイトーンと中音メロディを組み合わせて即興もなかなかです。
3曲目ファズを聞かせたギターとシンセでしょうか弦楽みたいな音、そこに個性的な奏法のベース・ラインがかっこいい、このベース、津軽三味線か琵琶みたいな感じは褒め言葉です。
4曲目は高いポジションでのベースソロでしょうか。
5曲目、ダークなミュートの曲、一瞬「死刑台のエレベーター」の映画を思い出しました。
6曲目、ビ・バップではないフレーズを縦横に吹いて、マイルスが好きだった人にはたまらないと思います。
7曲目ゆったりしたバラッド・プレーはこんな上手いペットを知らなかったことに驚きました。メロディはなじみやすく、頭でっかちでない、音楽の楽しみに満ちています。
後半はルランのペットが主体になりますが、8曲目でフタタ簿トップのベースがうねります。
この人プログレッシブのMagmaというグループで弾いていた人だそうです。



二人ともかなりお年に見受けられるけれど、年と比較すればずいぶんとカッコいい、なんかマイルス好きがオフ会しているような楽しいアルバムです。


LE LANN TOP

Eric Le Lann : Trompette
Lionel Louke : Guitare, Voix
Jannick Top : Basses

Damien Schmitt : Batterie, Percussions
Jean-Marie Ecay : Guitare sur 1 et 6
Olivier Hutman : Claviers sur 6
Fabien Colella : Claviers, Computing
Bruno Ribera : Saxo, Flute sur 1et 5,
Christophe Negre et Thomas Faure : Saxo sur 1 et 5

1.Middle access
2.Today
3.Spirit
4.It's so blue
5.Soul
6.Babylone
7.Back time trip
8.Mysterious city
9.The silent track
コメント (2)
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