上原ひろみの前作「Voice」が出た時には、吃驚して、すぐに記事にしたので、新作が同じメンバーででた今回もすぐに買いに行きました。
で今回はすでに想定内、吃驚しないでゆっくりと聞きました。
1曲目からhiromiワールド全開でこの3人のユニットの仕上げのような感じです。
ドラマーのサイモンの登用が増したようですが、このドラミングが最初耳について一寸落ち着かない、これは合わないかなとおもって何度か聞くうちに慣れてきました。
そうするとこのユニットの良さがじんわっりと迫ってきて2曲目、ヒロミの見事なフレージング、見事としか言いようがない。
3曲目、得意のムーグから初めて、ピアノのアドリブ、これがJAZZピアノの名手たちを思わせる技法に満ちています。
6曲目、ブルージーな演奏なんかは、O・ピーターソンの後継者だと思う。
バキバキ元気な上原をみせて、このような上原ができるのことが、アメリカでこれほどまでに受ける理由だと思う。
ドレミングに慣れてくると、1曲1曲の色というか絵柄が違って、どれも面白い。
タロット・カードみたいに絵柄は違うけれど描くのは上原で、それが解るから、前作の9曲を加えて18枚のHiromiカードが揃った感じです。
Move / Hiromi
Hiromi(P, Key)
Anthony Jackson(Contrabass Guitar)
Simon Phillips(Ds)
Rec. April 18-21, 2012, Zionsville, Indiana
1. ムーヴ
2. ブランニュー・デイ
3. エンデーヴァー
4. レインメーカー
5. スイート・エスカピズムリアリティ
6. スイート・エスカピズムファンタジー
7. スイート・エスカピズムイン・ビトゥイーン
8. マルガリータ!
9. 11:49 PM