blogの記事でよさそうなので買ってみました。まるで知らない人たちです。
1曲目端正な組み立ての始まり方、ユニットとして通じ合っていることが解ります。
つながりのような2曲目アルコの音がとても美しい。
3曲目はスパニシュの入った若々しい曲、演奏もどんどん加速して、若いピアニストがこうやって走り出すとどこかに行ってしまうことが多いのですが、ぎりぎりでとどまるところがスリリング。
4曲目は一変、淡い色彩の曲、この対比は見事です。
7曲目、琴のような音は弦をはじいているのでしょうが上手い。打鍵にかわってのメロディも美しい。
8曲目シンプルでリリカルなメロディ、ベースの音がとても良いので気持ちが落ち着きます。
静かな表現の演奏で終わります。
動も静の両面があって、なかなか良いアルバムでありました。
ここ数日、暑いと思うこともなくなって、このような演奏がすんなりと楽しめる感じです。それで聞いて思いついたのが「秋なり」という言葉、もちろんそんな言葉ありません。調べたら秋成という、秋の収穫の一部を収める年貢という意味があるそうです、それではありません。
思ったのは「それなり」からの連想のようです。それなりの意味に「それ相応」というのがありますが、それで「秋なり」でも勝手に言葉作ってもつうじませんから、このアルバムをして「それなりの秋」を感じたと書き直しました。
CONTINENTAL / REMBRANDT FRERICHS
Rembrandt Frerichs (p)
Guus Bakker (b)
Vinsent Planjer (ds)
1. Carrousel
2. Arrivé Am Clue
3. La Alpujarra
4. Zamurka
5. Boemel
6. Countdown
7. Ji Yuan
8. Musique Au Fond
9. The Fountainhead
10. Compendium
11. Offering