JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

静かに暮れる Short Stories For Dreamers/Jesper Bodilsen

2010-12-31 17:56:00 | 聞いてますCDおすすめ


本年も晦日を向かえ一年を振り返って、という気持ちにあまりなりません。
毎年最後の一枚には、長年JAZZを聞いていての、思い深いアルバムをえらんできました。
今年はどれにしようかと思いましたが、つい最近買ったアルバムにしました。
このアルバムが発売された後ぐらいから、怒涛のような生活が始まり、どうにか年末にたどり着いた感じ、その間には立ち竦むようなこともありました。
もちろん、それの見合うほどのうれしいこともありました。
そんな中でこのアルバムを聴いていたい、今年の暮れはこれにします。

1曲目、ナイロン弦のこのやさしさは、聴く人を立ち止まらせ、自分の今を素直に語らせ始めるような、ギターソロの後ベースソロに移るのが実に自然です。
2曲目、今年はペットとリズムの組み合わせのアルバムが多く聴きましたが、呼び寄せたようでととても面白い。
3曲目、ベースが重くラインを作りながら、バイブとギターがフレーズを作っていくこと安定した流れです。
5曲目“Moon River”と意外な選曲ですが、ワケニスの弦がぴたりなのには驚きました。知られすぎたメロディも演奏で飽きないものです。
6曲目はカントリーソングのようなギターのリズムから、ロードムービーを見ているような感じの曲。
7曲目はお馴染み“Estate ”皆さんが進めるトランペットPeter Asplundは、実は初めてですが、この人の“Estate ”もいいです。
8曲目もワケニスのナイロン弦のメロディがとても落ち着いて、とても安心を届けてくれているようです。
て最後の曲は“A New Day”。今年最後の曲が“A New Day”とは、選んだわけでありませんが、なんか嬉しい。
明日には新しい年を迎えるわけで、崩れたものや失ったものは在るけれど、その上に新しい日を造れば良いのです。

本年一年、お付き合いいただいた上、暖かい励ましのコメントなどたくさんいただき、ありがとうございました。
皆様が幸多い年を迎えられ、また新しい日を見つけることをお祈りして、今年を締めることといたします。

来年もよろしくお願い致します。  monaka


Short Stories For Dreamers / Jesper Bodilsen

Jesper Bodilsen (b)
Ulf Wakenius (g)
Peter Asplund (tp,flh)
Severi Pyysalo (vib,melodica)

1. Caetano
2. One Of A Kind
3. Song For Her Being Here
4. Barcelona
5. Moon River
6. Marie
7. Estate
8. Pigen Der Floj (The Girl That Used To Fly)
9. A New Day

コメント (4)
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