
JAZZ関係の本で評判が良かったので拾ってみました。
1曲目、出だしピアノの節回しは良い、ちょっとクールでありながら、気配りがあるようなそして広がりもある感じです。
続くベースソロはちょっとエレベを感じさせるアンプ音が気になる感じです。
3曲目エレピの演奏、エレピの使い方は、ゆっくりめな曲でハーモニーにエレピ音の魅力を置いたみたいですがこのハーモニーはあまり好み(エレピで乗らない)でない気がします。
ベースソロが少しもたつきます。
4曲目、このピアニスト、エバンス系といわれてますが、ここではクルセーダースのサンプルとかボブ・ジェームスの感じでカントリーフォーク調の曲。エレピよりアコの方が断然良い、というよりかエレピは使う必要がないみたい。
5曲目もエレピの曲ですが、やはり右手のハーモニーの使い方は好きでない、ベースもアンプ音が強すぎます。
6曲目、ゆったりしたアコのピアノはなかなか良い雰囲気で静かに淡く沈む感じですが、その後のベースソロはしっかりとラインを作ってこれではどこかおかしい。
通したアルバムイメージは夜の雰囲気ではとどこかにありましたが、確かにその通り。
夜にしじまに流れると書きたかったアルバムでありました。
でも夜のムーディになりかけたあたりで、ドアを開けるとピザの配達が立っているような、薄暗い中で開いた古いアルバムの写真が、馬鹿な修学旅行の写真だったりというちぐはぐなところがあります。
7曲目快適な4ビートでピアノもベースもこれは良いとはじまりますが、その後のベースソロでその軽快感を維持できません。
良いところを聴くととても良いと思う反面、ではベースソロはなんだったんだろうと思う演奏です。
最後は夜のしじまと書きたくなった曲ですが、こうなってみるとそうとも書けない。リーダーがドラムスなのに、そういえばドラマーについて何にも書いていませんでした。
ピアノとベースに挟まって中間ぐらい、タイト感があるわけではなく、大味な感じです。
よくアメリカの映画の場面で、普段の夜にそんなに刺激などあるわけないという場面がありますが、ちょっとそんな映画を思い浮かべてしまいます。
ありゃ、それって、私の日常じゃありませんか。
Kennedyさんごめんなさい、偉そうなこといってしまいました。
REFLECTIONS / REID KENNEDY
Chris Lomheim(p)
Graydon Peterson(b)
Reid Kennedy(ds)
1 Far Away
2 Inspiration
3 Under the Parking Lot Moon
4 Country Drive
5 Zephyr
6 The Lucky Award
7 Jazz Braces
8 Light Waltz