JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ここまでで bubbles & ballads / mads vinding

2009-03-23 21:31:43 | 聞いてますCDいいと思う


Mads Vindingがピアニストを選んで作るトリオアルバムは、ピエラヌンツィとかカーステイン・ダールとのアルバムが素晴らしく、それでこのベーシストを好きになった感があります。
今回はそのピアニストがJacob Karlzonということで、もちろんこれは買いにいくアルバムです。
1曲目の“Nefertiti”の漂うようなピアノとベースはヴィンディングでも珍しい感じでこれは良い。
2曲目はスタンダード“YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS”を緊張感を持ちながらの演奏もいいかも知れない、ベースソロが古い曲なのに飽きないラインを聞かせます。
3曲目も古いスタンダード、ここまではとても切れもあり良い感じです。
4曲目はミッシェル・ルグランの曲“THE SUMMER KNOWS ”これもなかなか良い感じです。
なぜこのようなことを書いているかというと、このピアニスト、私的には以外と会わなくて、実はあまり評価していません。タッチとかテクとこか悪いことはありませんが好みでしょうか。テクで弾いてしまうというか、音数が多すぎて余計だと思う音が多いのです。メロディをつむぐというよりか、フレーズを派手にしているように聴こえるのです。
5曲目はそのピアニストの曲でクラシカルな展開がこれは良い、このアルバムのベストではないでしょうか。
6曲目はショーターの“FOOTPRINTS”ピアノとベースの感じはいいのですがこのような感じだと、Morten Lundがもう少しバスを効かしてくれて力強いといいのではないでしょうか、絶対ここではドドドッという音が欲しいと思います。
10曲目の“YESTERDAYS”などはベースソロから初めてピアノに行くあたりの展開は書いたようですが、そのピアノメロディはなかなか良い感じです。
ファーストインプレッションはこのピアニストの、メロディというよりか装飾譜みたいないつもの音が気になりましたが、何度か聴けばそれほど気にはならなくなりました。
ただここまでで、ピエラヌンツィやダールのアルバムにはとても届いているとは思いません。もっと若くて鋭いピアニストがでているので、その点Madsの臭覚は凄いので、これからもっと良いアルバムを作るでしょう。


bubbles & ballads / mads vinding

MADS VINDING(b)
JACOB KARLZON(p)
MORTEN LUND(ds)

1. NEFERTITI
2. YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS
3. ALL THE THINGS YOU ARE
4. THE SUMMER KNOWS
5. BUBBLES
6. FOOTPRINTS
7. MISTY
8. FLAT BLUES
9. CESTERBAL
10. YESTERDAYS
11. ON GREEN DOLPHIN STREET
コメント (6)
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