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JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

象の間違い  TALES / ROBERT BALZAR

2008-06-21 21:14:08 | 聞いてますCDいいと思う


いえ、間違えました印象の間違いでした。

浜辺に降り注ぐ光のジャケットは軽いボサノバかと思ったら、とても端正なピアノが美しいアルバムだった前作、それで新しいアルバムを見つけると躊躇なくとびつきました。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20070206

今作ではそこにJohn Abercrombieが入った演奏です。
これが第1印象があまり良くない、端正なピアノが聴きたいのに、Abercrombieがほとんどを弾いています。
1曲目はタイトル曲で結構力が入っている演奏です。
2曲目はボッサでジョンアバも良く弾いていますが、ピアノのソロにかわると、さわやかな風がふいて湿度がすっと変わります。凄く良いピアノだと思います。
ところが同じような曲があまりおもしろくなく、ギターが弾くソロも私の好みではありません。アバンクロンビーってこんな感じでしたっけ、70%をAbercrombie
が弾いている感じです。
プロデユースにMiroslav Vitousなんて人が名を連ねて、ECMからAbercrombieをひっぱてきたからでしょうか、とても端正なピアニストがいるのにもったいない。
ところが6曲目ピアノがメロディを弾けば澄んだ音でとても良い。
7曲目もウォーキングベースの4ビートをピアノが流れるようにとても良い。
と不満をAbercrombieとBalzarにむけていましたが、私の耳が悪いので、間違えてはいけない。
何度も聞く内に段々と良くなって来ました。メロディが耳に入ってくるとAbercrombieのギターも良く歌っているのです。
危なく悪く受け取るところでした。ギターがきまじめなくらいメロディを紡ぐと、ピアノも合間に結構きこえてきます。
そうなるとやはり良くまとまったグループに感じてきました。
象を、いや印象をまちがえました。
象の方はジャケットの絵で、その象の意味が分からなかったのが発端でした。
やれやれ。



Robert Balzar(b)
Stanislav Macha(p)
Jiri Slavicek(ds)
John Abercrombie(g)

1. Tale
2. 22 Years ago
3. Just in Tune
4. Remember Hymn
5. Portissimo
6. Sing Song
7. Black Cat White Dog
8. Night
9. I Fall in Love to Easilly
コメント
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