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JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

秋の浜辺で swamp sally / Kenny Barron & Mino Cinelu

2007-10-01 21:17:15 | 聞いてますCDおすすめ



1995年に録音されたデュオアルバム、でもこのアルバムは楽器としてのデュオとして記憶しずらく、人と人のデュオアルバムと言う感じです。オーバーダヴィングを多用して、2人とは感じないところが有りますが、素晴らしい作品です。
Kenny Barronが演奏しているのがpiano,electronic boards,synthesaizer,double bassでMino Cineluが演奏しているのがmandolin,banjo,guitar,additional synthesaizer,sound effects,drums,percussion,vocals2人で凄い数です。
1曲目珍しくエレピから入るのはよりリズミックにする為なのでしょうか、Minoがプロデューサーも兼ねているので、Minoの意向を感じます。
2曲目ピアノのモーダルナメロディで新主流のようにテンポ良くはじまる曲は、バロンの珍しいシンセをバックに可憐なパーカションオーバータブするピアノの美しいシングルトーンメロディとドラムスとエレベ見たいなベースラインも加わってクインテットて言ってもおかしくない。
4曲目途中から入ってくるウォーキングベースはなんとバロンが弾いているもの、後から入れたのでしょうが凄くはないけど、凄く珍しい。
5曲目シンセの虫の声と波の音ではじまり、いつもより強いタッチのシングルトーンのメロディとメリハリのきいたドラムスと生ギターのアクセント夏が去った浜辺に夏の思いでが漂う感じです。
6曲目はMinoのパーカションのソロ。
7曲目コンガのようなリズムをバックにminoのvocalはサウタージ、だれもいない浜辺を歩くような静かな気分。
8曲目はちょっと重たいピアノハーモニーにラテンパーカションでシリアスな展開も出来ますという感じですが、このアルバムの主題からはすこし外れています。
10曲目スティールパンみたいなリズムとシンセが入ってくるとウエザーリポートみたいで驚きますが、これはウェザーの洗礼を受けているMinoの影響でしょう。バロンのピアノが凄くなりますが、残念ながらフェードアウトです。
11曲目はオーバーダブ無しのピアノとパーカションだけの“Conversation”バロンのピアノがおかしな言い方ですが真剣です。
最後の曲は生ギターとピアノの優しいハーモニーではじまる、歩いていた浜辺を家の方に戻っていくような、夏の思い出を全て振り返ったような安らいだ気持ちになる曲です。

  swamp sally / Kenny Barron & Mino Cinelu

          Kenny Barron
           Mino Cinelu

1 Louisiana Memories, Pt. 1
2 Relentless Pursuit
3 Simple Thoughts
4 Swamp Sally
5 Mystre
6 Moon Dance
7 Such a Touch
8 Beneath It All
9 Shibui
10 Louisiana Memories, Pt. 2
11 Conversation
12 Monique
コメント
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