Miroslav Vitousはむかしから驚異的な存在でしたが、この新しいアルバム,
sugerさんが絶賛し、挑発しているので拾ってみました。Vitousに関しては、昔に聴いて、そのインパクトが強いのですが、ちょっと別のを聴いたり、予習して聴いてみました。ところが、最初に聴いた時はいまいちしっくりこないで、どうしようと思っていたのです。大分時間がたったのですが再チャレンジです。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20070629
Vitousが持つUniversal Syncopation Sutadio で作られたVitousのシンフォニックオーケストラのサンプリング加工とJAZZ演奏との融合です。
最初に出張のとこにこれをヘッドホーンで聴いて、いまいちに感じましたが、たぶんそれはソースが悪いのでしっかり聴けば良いはずと思っていました。
昨日奥さんは高校の同窓会があると言う事で出かけ、そのまま渋谷のホテルに同期と泊まっているみたいです。日曜日の今日もいまだ行方不明ですので、こちらもワインをいただきながら、このアルバムをオーディオソースに乗せて聴いてみました。
最初に聴いた時の不満点だけをまとめてみますと、これほどのオーケストレーションの加工をするとソロアンサンブルも充分個性的でないとボケてしまうということ。
ソロパートに携わるプレーヤーは限られているので変化に乏しく思うこと。
Vitousの作った素晴らしいオーケストレーション・サンプリング・システムのデモテープを聴いているようで、うまいの下手の、よいの悪いのを別にして、良くなるまで加工したものを聴いているようであること。
というのが最初の印象でした。それでも違うなと思っていたのでソースを変えて聴きなおしました。
1曲目の出だしから驚くべき構成です。Vitousのベースがとても(当然ですが)効いています。
スピーカーを変えるとオーケストレーションとソロパートとの時間差みたいなものが気に成らなくなりました。
4曲目の出だしのドラムスのソロから始まるサウンドの広がり、これまでのJAZZアルバムにはないスケールだと思います。
5曲目のバンドネオンの使い方など総じて、凄い構成力のあるアルバム、と思います。
効きなおしてみれば、Vitousの音楽構成の素晴らしさを充分感じることが出来ましたが、最初に感じた一点、良くなるまで作りこんだ音楽という事に感動という一文字が一つつけられなく思います。
Universal Syncopations Ⅱ Miroslav Vitous
Bob Mintzer(Ts,B-Cl)
Gary Cambell(Ss,Ts)
Bob Malach(Ts)
Randy Brecker(Tp)
Daniele di Bonaveturs(Bandoneon)
Vesna Vasko-Caceres(Voice)
Gerald Cleaver(Ds)
Adam Nussbaum(Ds)
Miroslav Vitous(B)
1 Opera
2 Brakthrough
3 Prayer
4 Solar Giant
5 Mediterranean Love
6 Gmoong
7 Universal Evolution
8 Moment
sugerさんが絶賛し、挑発しているので拾ってみました。Vitousに関しては、昔に聴いて、そのインパクトが強いのですが、ちょっと別のを聴いたり、予習して聴いてみました。ところが、最初に聴いた時はいまいちしっくりこないで、どうしようと思っていたのです。大分時間がたったのですが再チャレンジです。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20070629
Vitousが持つUniversal Syncopation Sutadio で作られたVitousのシンフォニックオーケストラのサンプリング加工とJAZZ演奏との融合です。
最初に出張のとこにこれをヘッドホーンで聴いて、いまいちに感じましたが、たぶんそれはソースが悪いのでしっかり聴けば良いはずと思っていました。
昨日奥さんは高校の同窓会があると言う事で出かけ、そのまま渋谷のホテルに同期と泊まっているみたいです。日曜日の今日もいまだ行方不明ですので、こちらもワインをいただきながら、このアルバムをオーディオソースに乗せて聴いてみました。
最初に聴いた時の不満点だけをまとめてみますと、これほどのオーケストレーションの加工をするとソロアンサンブルも充分個性的でないとボケてしまうということ。
ソロパートに携わるプレーヤーは限られているので変化に乏しく思うこと。
Vitousの作った素晴らしいオーケストレーション・サンプリング・システムのデモテープを聴いているようで、うまいの下手の、よいの悪いのを別にして、良くなるまで加工したものを聴いているようであること。
というのが最初の印象でした。それでも違うなと思っていたのでソースを変えて聴きなおしました。
1曲目の出だしから驚くべき構成です。Vitousのベースがとても(当然ですが)効いています。
スピーカーを変えるとオーケストレーションとソロパートとの時間差みたいなものが気に成らなくなりました。
4曲目の出だしのドラムスのソロから始まるサウンドの広がり、これまでのJAZZアルバムにはないスケールだと思います。
5曲目のバンドネオンの使い方など総じて、凄い構成力のあるアルバム、と思います。
効きなおしてみれば、Vitousの音楽構成の素晴らしさを充分感じることが出来ましたが、最初に感じた一点、良くなるまで作りこんだ音楽という事に感動という一文字が一つつけられなく思います。
Universal Syncopations Ⅱ Miroslav Vitous
Bob Mintzer(Ts,B-Cl)
Gary Cambell(Ss,Ts)
Bob Malach(Ts)
Randy Brecker(Tp)
Daniele di Bonaveturs(Bandoneon)
Vesna Vasko-Caceres(Voice)
Gerald Cleaver(Ds)
Adam Nussbaum(Ds)
Miroslav Vitous(B)
1 Opera
2 Brakthrough
3 Prayer
4 Solar Giant
5 Mediterranean Love
6 Gmoong
7 Universal Evolution
8 Moment