JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

オスロの空高く NOMAD / FERENC SNETBERGER

2007-02-21 21:05:53 | 聞いてますCDいいと思う
中古屋さんで拾ったものが思いの外良いと、うれしい気分ですが、それが続くと、良いカンしていると、自賛したくなります。それなりには考えているので、当たり前かもしれませんが、気分の良いことには変わりありません。
このアルバムは前から気にはなっていたのですが、2006年ドイツのエンヤからでたアルバムです。ギターにベースにドラムス、普通に考えればギタートリオですが、ベースはアンデルセンなので、ギターとベースのデュオにドラムスが入っているという感じです。そうなると糸ものの雰囲気が強く、好きな人には良いアルバムと思います。
ベースが。アリッド・アンデルセンで説明もいりませんが、ギターはジプシーの血を引く人で、クラシックギターもこなすテクニックのしっかりしたギタリストです。ドラムスはイタリアの人で2弦の絡みを重くしないような、パーカションの様なリズムです。
1曲目クラシカルな響きのララバイと付きそうな美しい曲です。
2曲目はスペインとかポルトガルのトラッド風ですが、JAZZ的薫りも裏側に潜んでいます。
3曲目はアンデルセンの凄いソロが聴ける曲。
5曲目ベースとドラムスにエレクトロニクスというクレジットがあり、バックにハーモニーなどが入るのですが、リズムの打ち込みが少し気になります。
6曲目はNHOPへ捧げた内省的な曲、ベースが深く低く鳴るとギターが思索的なメロディで会話します。
8曲目はクラシカルなギターの響きが美しい曲です。ジプシー音楽の影響が大きくある事は否めませんが、激しい民族色が出るのでなく、ブラジル音楽の感じがしたり、いろいろな要素が奇麗な色彩をつけている感じです。
本人もクラシックとか、JAZZとか、特に意識して演奏していないと言っています。
私はクラシカルな響きの曲が、ベースと織りなす綾を強く感じて好きです。
9曲目、ジプシー調のリズムにのったアンデルセンのベースソロが、こちらの方がペデルセンに捧げた曲の様にNHOPを思い出させます。
このアルバムでのアンデルセンは、普段よりも平易なメロディアスなベースです。
「ミズーリの空高く」を彷彿とさせる、コンテテンポラリー・ギター・アルバムとジャケに書いてありますが、あながちそんな馬鹿な、ともいえないアルバムです。ベースがアンデルセンなので、ヘイデンはちょっとという人には良いと思います。
これは、レインボー・スタジオの録音、巨匠JAN EriK Kougshaugの手に寄りますから「オスロの空高く」といっても怒られないかな。

  NOMAD / FERENC SNETBERGER

FERENC SNETBERGER acoustic guitar
ARILD ANDERSEN bass,electronics
PAOLO VINACCIA drums,percussion,electronics

1 EMPATHY
2 CHILDHOOD
3 YELLOW
4 NOMAD
5 SONG TO THE EAST
6 THE FIFTH FRAME
7 OUTHOUSE
8 MOVE
9 AIR


コメント (6)
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