ある40代女性の生活

40代女性の生活の一例です。
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「スタートライン」:グーグル日本法人 倉岡寛さん

2008年06月15日 07時46分54秒 | 新聞
昨日の朝日新聞(夕刊)の「スタートライン」は、グーグル日本法人の倉岡寛さんでした。

就職活動をしている若者向けのページで、実際に働いている先輩を紹介するコーナーです。

倉岡さんは、グーグル日本法人で、「iグーグル」とインターネット検索の製品管理の担当です。

JAXA(宇宙航空研究開発機構)勤務の父親の仕事の関係で、茨城、千葉、アメリカ生活を経て、東京大学、東京大学大学院修士課程(工学系研究科)を卒業し、グーグル日本法人に就職されました。

グーグルでは誰もが新製品を企画・提案できるそうです。
収益性はあまり求められない一方、参加してくれる人は自分で確保しなければならないので、デザイナーやプログラマーを説得するということです。

今年4月、倉岡さんの企画が形になりました。
「iグーグル」の「急上昇ワード」というガジェット(部品)で、直近20分間に検索語で急増したものをリアルタイムで表示します。

この記事で、興味を持ったのは、倉岡さんが仕事の進め方について話されている部分で、「意見が対立したら良い方を選べばよい」と正しいと思ったことは押し通していたのを、先輩に「腹芸ができない」と指摘された点です。

最先端の世界でも、働いているのは人なのだなと思いました。

それからは、相手の主張にもじっくり耳を傾けたり、折衷案を示したり、飲みに行ってコミュニケーションを深めたりするようになったそうです。

Google検索は、毎日使っています。
「急上昇ワード」も見たことがあります。

こんな方たちが作っていらっしゃるのかと、とても印象に残りました。

IKKOさん『IKKO 女の法則』世界文化社

2008年06月15日 07時22分04秒 | 本、雑誌
IKKOさんの『IKKO 女の法則』(世界文化社、2007年)を読みました。

IKKOさんは美容の世界で、ヘアメイク、メイクアップで有名で、着物向けは特に定評があります。最近はIKKOさん独自のキャラクターでテレビ等の出演も多いです。

IKKOさんの本名は豊田一幸さんです。
子供の頃は、自分が男性であることと、心が女性であることのギャップに悩みます。

自宅が美容院であったことから、美の世界に関心を持ち、19歳で横浜の美容院「サワイイ」に見習として就職します。

上達したいと、入店の日から、仕事後も自室で練習をし励みますが、「あなたのこれまでの人生の常識を、今日この日から捨てなさい」と恩師の奥様から言われます。

社会人になりたてで、「でも」「だって」という言葉が多く、先輩の指導もいじめと感じたそうです。
技術では負けないよう努力し、6年目から27歳で辞めるまでトップを維持します。

フリーのヘアメイクとして独立しますが、まだ早いと、半年後にヘアメイク事務所に所属し、3年間ヘアメイクとして働きます。

30歳で独立して「アトリエIKKO」を設立します。
経営者になると、責任の重さを感じ、体重も増えてきます。
39歳で過呼吸症候群になり、4年間は円形脱毛症、飛蚊症等つらい日々を送ります。

40代になったとき、人に「IKKOさんはリラックスして体の力を抜くことが必要だ」と言われ、生活改善を始めます。

2006年1月の「ソロモン流」というテレビ番組に、ヘアメイクアップアーティストとしての他に、素の自分を出す機会があったことから、テレビの世界が広がります。

IKKOさんは「女の法則 10の格言集」として、
1.悪口は不幸の始まり
2.笑顔は幸せの玉手箱
3.感謝の気持ちをいつも持つ
4・男たちからの言葉は美の調味料
5.安定は後退
 (安定しているときに、次のことを考える。落ち始めたらあっという間)
6.幸せオーラは美人を作る
7.今日のたるみが明後日の結果
8.自分を愛することが大切
9.苦しいときこそ目標を!!
10.相手は変わらない。だから自分が
 (相手を変えようと思ったら、自分から。人のせいにしていたら何も始まらない)

この本を読んで、IKKOさんのユニークな人柄はどこから来ているのだろうという疑問が解けました。
たいへん前向きな内容で、読んだ後、やる気が出ます。

読んで「なるほど!」と思ったのは、
・「何が今っぽいオーラなのか」を研究する
・新聞や雑誌などのメディア情報に目を通す
・テレビに出るようになったとき、お姉さんに「売れたいならやせなくちゃダメ。これが最後のチャンスだと思ってがんばりなさい」と言われ、20Kg痩せた
・食べたくなったら、りんごを食べる
・必要な投資は惜しまない。一流の服を着るようにしている
・たくさん食べたら、後悔するのではなく、朝のウォーキングをたくさんする

本は人によって学ぶ箇所が違うのですね。
10代の娘は、
・きれいな女優さんの写真を飾って、オーラをいただく
が気に入って、実行しています。