ある40代女性の生活

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東国原英夫『芸人学生、知事になる』

2008年06月08日 09時22分29秒 | 本、雑誌
書店で、東国原英夫『芸人学生、知事になる』(実業之日本社、じっぴコンパクト、2008年)を見かけ、購入しました。

宮崎県知事の東国原英夫が、以前出版した『芸人学生』(実業之日本社、2004年)に加筆修正し、改題したもので、謹慎生活から知事としての生活までが書かれています。

東国原英夫が宮崎県知事になられて1年半ほどになります。
芸人さんから、宮崎県知事に立候補することになったいきさつが分かるようになっています。

東国原さんは、1981年にビートたけしさんに弟子入りし、「そのまんま東」として売れっ子芸人になります。

1998年10月に、遊びに行った風俗店が未成年を働かせていた件で調べられ、それがマスコミに取り上げられて騒動になり、
1998年10月12日から、自主謹慎で芸能活動をストップします。

1ヶ月くらいはビジネスホテルを転々とし、昼間は公園や地下道で時間をつぶす生活をします。不眠や胃痛、幻影が見えるようになり、心身の異変の兆候が現れます。

1998年11月に自宅に帰り、部屋にこもって「自分が社会に存在する価値は何なのか、自分は何者なのか」を探して本を読みます。

芸人の世界では、飲む、打つ、買うは芸の肥やしと考えられ、東国原さんが芸能界入りした1980年代は芸人が自由に遊び、それが問題になることはなかったと言います。
それが10年ほどの間に変り、破天荒や退廃は過去のものとなっていたのに、それに気がつかなかったのが、この事件の最大の原因と東国原さんは書いています。

1999年3月に、謹慎が解け、仕事復帰の会見を開きます。5ヶ月の謹慎でした。

自分が20年過ごしてきた世界は「虚構の世界」であった、芸能人は雑事はしないことがステータスで、東国原さんも数年前まで自分で買い物をすることがほとんどなかったそうです。

「これは壊さないとダメだ」と考え、古い芸人の価値観を破壊し、世間に通用する価値観を身につけたいと考えます。

それまで、買い物をしてもお釣りをもらわなかったのから、お釣りはもらう、新聞の折り込み広告を見る、移動は電車やバスを使い、地下鉄の路線図や運賃も頭に入ってきます。
「虚構の世界」から「実像の世界」へと基軸を移したと、表現されています。

謹慎中に考えたことは、自分のこれまでの人生はひとつのことに全身全霊で打ち込んだことのない人生で、「このままでは、死ぬと間際に後悔しそうだ」と感じ、学生時代にやり残したと後悔があった勉強とスポーツが、頭に浮かびます。
42歳で、人生のリセットボタンを押そうと決めます。

謹慎中に大竹まことさんから、「精神科に連れて行ってやろうか?」と言われるほど、ひたすら自分の内側を見つめ自問自答し、本を読み漁ったことが、学問に目覚めていくきっかけになります。
「大いなる無駄」になるかもしれないが、根本から変わりたいと考えます。

謹慎中に中学、高校のテキストを読み、パソコン教室へ通い、規則的な生活を見につけ、コツコツ身につけていくことの面白さをあらためて実感します。

パソコン教室を終了したところで、同じビルにある学習塾で大学受験のための勉強を始めます。早稲田の第二文学部受験を決意し、他の予備校で小論文の指導も受けます。

1999年10月に、早稲田の第二文学部受験に願書を提出し、12月に合格します。

社会福祉概論のレポートで、介護保険制度に関連して故郷の宮崎県都城市の福祉について書き、これが福祉行政について本格的に調べた最初の経験になります。

卒論で合併問題を書くため、フィールドワーク(実地研究)が必要で、たびたび宮崎県へ帰って選挙運動に同行し、調査します。

2004年4月から早稲田大学政治経済学部に進学し、4年終了時には、「大学院へ行くか、地方自治の首長選挙に立候補する」というところまでが、前著の『芸人学生』には書かれていたとのことです。

そのため、『芸人学生』を読んでいた人たちにとっては、東国原さんの宮崎県知事立候補は自然なことだったようです。

この本を読んで印象に残ったことは、

①突然の宮崎県知事立候補には、理由があったこと
芸能人が有名になりたくて立候補したのかもと考えていましたが、謹慎からの長い流れがあったのを知りました。

②東国原さんが、真面目でコツコツが基本の性格と書かれていたこと
勤勉な生き方を中学校までしてきたが、高校生のときに「どうしようもない人間になってやる!」と考えたのは、自分自身の気質に反発していたとあります。
受験勉強、早稲田での勉強、マラソンにも、この性格が反映されています。

③学び続ける姿勢を今も持っていること
「つい1年前までは大学生だった」とあり、県庁でも毎日のように県職員からレクチャー(講義、解説)を受けていらっしゃいます。

知事になられてから、本当に一所懸命に知事の仕事をされているのは感じていました。

血尿の話がありました。病院へ行かれなくて大丈夫なのでしょうか?
体に気をつけて、頑張っていただけたらと思います。



「知っとこ!」:アルガンオイル

2008年06月08日 06時33分51秒 | 料理、食べ物
昨日の「知っとこ!」(TBS、7:30-)を見ました。

「最旬キーワードフラッシュ」のコーナーでアルガンオイルを紹介していました。

モロッコのサハラ砂漠だけに生育するアルガンの木から取れるオイルで、ビタミンEがたくさん含まれており、オリーブオイルに近い使い方ができるというものです。

アルガンは、7年間一滴も雨が降らなくても枯れない強い木で、その実から取るのだそうです。

サラダのドレッシングに使う、フランスパンを浸して食べる、アイスクリームにちょっとかける、料理の仕上がりにたらす等が紹介されていました。

ヨーロッパの一流シェフが使っているとのことでした。

中華料理にも使えるし、ビタミンEが多いので、顔に塗ってもいいそうです。

さっそく近くのスーパーに探しに行きました。
2件行きましたが、見つかりませんでした。

オリーブオイルの棚周辺を探しました。
オリーブオイルは種類多く売っているのですね。
1店目は外国産が8種類、2店目は12種類扱っていました。トスカーナ産(イタリア)が目につきました。

インターネットのサイトの中には、「オリーブオイルの4倍の抗酸化力があり、世界遺産に指定された木の実の種子から取れる黄金のオイル」と紹介しているものもありました。