昨日の「クローズアップ現代」(NHK、午後7:30-)を見ました。
ヒマラヤの氷河が溶けつつある問題から、2つの話題がありました。
(1)ヒマラヤ 氷河湖決壊の危機
決壊寸前の氷河湖イムジャ・ツォで、慶応大学の研究チームが宇宙衛星と標高5000mの地上から氷河湖を観測する警報システムを作りました。
世界初だそうです。
湖が決壊しそうになると、地元住民にパソコンと携帯電話にメールで知らせるます。問題は、貧しい住民は携帯電話を持っていない点で、今後、よりよい伝達方法を考えるということでした。
(2)9つの大河への影響 水資源の貯金としての氷河
ヒマラヤの氷河は、メコン川、インダス川、ガンジス川、プラマプト川、黄河、長江等の源流です。
特に乾燥地帯を流れるインダス川は、氷河の変化の影響を受けます。
イギリスの研究者グウィン・リースさんは、今後、氷河が解けてインダス川の水量が増した後は、今度は氷河が無くなることで、2100年には現在の50%の水量にまで減ると予測していました。
これでは、農業で生計を立てている住民は暮らしていけなくなります。
スタジオで、中尾正義さん(総合地球環境学研究所 名誉教授)が、ヒマラヤの氷河は水資源の大切な貯金としての役割があり、現在はそれを取り崩している状態です。コントロールしてく必要がありますと話していらっしゃいました。
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地球温暖化防止のため、二酸化炭素の排出を減らそうという動きが盛んになっています。
一方、地球が温暖化しているのは、本当に二酸化炭素が増えたせいだけか、分からないという人もいます。
地球自体が、温暖になったり、氷河期になったりしてきた、その流れの一部の温暖化だったら、人間が少々何かしても同じではないかという考え方もあります。
しかし、現実にこのヒマラヤの氷河が溶けたり、ツバルという南太平洋の国は、国土が海抜5mまでの島国なので国自体がなくなりそうになっていたりするという、問題が現実に起こっています。
何もしないでいるよりは、少なくとも二酸化炭素は温暖化と関係があることは証明されているので、そこから取りかかろうということなのだと思います。
もちろん、他の要因の研究も並行して進めることは必要だと思います。
5月26日にエベレスト登頂を75歳で果たされた三浦雄一郎さんも、頂上付近のあと10mが、以前は雪に覆われていたのに、今回行ったらほとんど岩で、ロッククライミングのように登らなければならず、それが大変だったと話していらっしゃいました。
ヒマラヤの氷河が溶けつつある問題から、2つの話題がありました。
(1)ヒマラヤ 氷河湖決壊の危機
決壊寸前の氷河湖イムジャ・ツォで、慶応大学の研究チームが宇宙衛星と標高5000mの地上から氷河湖を観測する警報システムを作りました。
世界初だそうです。
湖が決壊しそうになると、地元住民にパソコンと携帯電話にメールで知らせるます。問題は、貧しい住民は携帯電話を持っていない点で、今後、よりよい伝達方法を考えるということでした。
(2)9つの大河への影響 水資源の貯金としての氷河
ヒマラヤの氷河は、メコン川、インダス川、ガンジス川、プラマプト川、黄河、長江等の源流です。
特に乾燥地帯を流れるインダス川は、氷河の変化の影響を受けます。
イギリスの研究者グウィン・リースさんは、今後、氷河が解けてインダス川の水量が増した後は、今度は氷河が無くなることで、2100年には現在の50%の水量にまで減ると予測していました。
これでは、農業で生計を立てている住民は暮らしていけなくなります。
スタジオで、中尾正義さん(総合地球環境学研究所 名誉教授)が、ヒマラヤの氷河は水資源の大切な貯金としての役割があり、現在はそれを取り崩している状態です。コントロールしてく必要がありますと話していらっしゃいました。
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地球温暖化防止のため、二酸化炭素の排出を減らそうという動きが盛んになっています。
一方、地球が温暖化しているのは、本当に二酸化炭素が増えたせいだけか、分からないという人もいます。
地球自体が、温暖になったり、氷河期になったりしてきた、その流れの一部の温暖化だったら、人間が少々何かしても同じではないかという考え方もあります。
しかし、現実にこのヒマラヤの氷河が溶けたり、ツバルという南太平洋の国は、国土が海抜5mまでの島国なので国自体がなくなりそうになっていたりするという、問題が現実に起こっています。
何もしないでいるよりは、少なくとも二酸化炭素は温暖化と関係があることは証明されているので、そこから取りかかろうということなのだと思います。
もちろん、他の要因の研究も並行して進めることは必要だと思います。
5月26日にエベレスト登頂を75歳で果たされた三浦雄一郎さんも、頂上付近のあと10mが、以前は雪に覆われていたのに、今回行ったらほとんど岩で、ロッククライミングのように登らなければならず、それが大変だったと話していらっしゃいました。