ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

グリーンルーム第4弾

2017-03-22 20:20:08 | フェス、イベント
先日、グリーンルーム・フェスティバルの第4弾アーティストが発表になりました。今回は6組。

Gotch & The Good New Times
Def Tech
The BONEZ
マイア・ヒラサワ
冨田ラボ
岩崎愛

なるほど~、って感じです。日曜日は、奥田民生、田島貴男、Gotch、と邦楽勢が揃ってきてる感じですが、もうトリ・クラスの海外勢の追加はないのでしょうか?どうなんですかね?

あと、淡くプリシラ・アーンを期待していたのですが、やっぱりありませんでしたね…。


第5弾に期待です。

チャック・ベリー R.I.P.

2017-03-21 19:47:10 | ブルース
CHUCK BERRY / ROCKIN' AT THE HOPS

3月18日、ロックンロールの真のオリジネーターであり、ポップス/ロック史上最重要人物の一人である、チャック・ベリーが亡くなれました。90歳でした。

代名詞とも言える「Johnny B. Goode」を始め、「Maybelline」、「Sweet Little Sixteen」、「Memphis, Tennessee」、「Too Much Monkey Business」、「Back In The U.S.A.」、「Rock And Roll Music」、「Roll Over Beethoven」などなど、数々のヒット曲、名曲を生み出し、50年代後半、一際の個性で新しい時代を築き上げました。チャック・ベリーは黒人の側からカントリーなど白人の音楽に接近してロックンロールを生み出したとよく言われますが、そのリスムには、他の白人ロックンローラーとは明らかに違う、ハネたスウィング感がありました。私はその独特なノリが大好きでした。彼のひょうひょうとしたキャラも相まって、とても愛らしいロックンロールでした。

ビートルズや、ローリング・ストーンズなど、チャック・ベリーを新しい音楽として聴いていた世代はもちろん、その後のロックに与えた影響は計り知れず、時代が回った現代のシーンにおいても、直接的、間接的に、チャック・ベリーの影響を受けていないロック・アーティストはいないと言ってよいでしょう。



かつてジョン・レノンは「ロックンロールを別の言葉に置き換えるなら、それはチャック・ベリーだ。」ということを言ったとか。この言葉、大好きです。



偉大なるチャック・ベリーさん、安らかに。




写真は、チャック・ベリーの60年作「ROCKIN' AT THE HOPS」。

ローリング・ストーンズの始まりと言われるキースとミックの伝説的な出会い。正確には再会なんですけど、まあ、それは良いとして。2人の地元ダートフォードの駅でレコードを小脇に抱えるミックを見つけたキース。そのレコードというのが、キースにとって喉から手が出る程欲しい代物だった。1つはマディ・ウォーターズの「THE BEST OF MUDDY WATERS」、そしてもう1つがチャック・ベリーの「ROCKIN' AT THE HOPS」。ミックは通信販売で直接シカゴのチェスから買っていたそう。ミックとキースは幼い頃から割と近くに住んでいて、それなりに知り合いであり、そこそこ疎遠だったんでしょうね。ですが、ミックの持っていたLP が2人を急激に接近させたんです。なのでもし、ミックがチャック・ベリーのLP を持っていなかったら、ローリング・ストーンズは生まれなかったかもしれないのです。

この伝説が本当なら、当時のイギリスで、ごくごく一部の相当ませた人間しか聴いていなかったであろう、黒人のリズム&ブルース、しかも60年発表の「ROCKIN' AT THE HOPS」を、ミックはその年に通販で手に入れてることになるんですよね。ミック・ジャガー、やっぱ凄いですね。ちなみにこの「ROCKIN' AT THE HOPS」から、ストーンズは「Bye Bye Johnny」や「Let It Rock」をカヴァーしています。

パークハイツ楽団 @タワーレコード渋谷店

2017-03-20 19:44:58 | インストアイベント
3月18日、タワーレコード渋谷店にて、仲山卯月さん(コーヒーカラー)、中山うりさん、率いるパークハイツ楽団のインストアライブを観てまいりました!

オールド・タイムなグッド・ミュージックを昭和歌謡風味で聴かせてくれる彼ら。編成は、キーボード、パーカッション、クラリネット、トロンボーンと、なかなか賑やか。中山うりさんは、曲によってトランペット、ギター、アコーディオンを持ち変える。一方、シンガーの仲山卯月さんは、存在感抜群のビジュアルから、勝手に暑苦しいイメージを想像していたのですが、意外と爽やかな歌唱が印象的で、柔らかい歌声の中山うりさんとのハーモニーも良い感じでした。

昨年末リリースした1stアルバム「FANTASY」から、「バカ兄弟」「初恋ワルツ」「お客さん」「ある日曜日のポルカ」など。ワルツあり、ポルカあり、ディキシーランド風ありの雑色感も素敵。団地暮らしについて歌っているという歌詞もユニーク。特にアンコールで披露された「いい奥さん」は、シュールな世界に引き込まれました~。

今週のあれこれ

2017-03-19 21:20:24 | 今週のあれこれ
さて、今週も色々ありました。

3月17日はセント・パトリック・デーでしたので、週末は各地でパレードやアイリッシュのイベントがありましたね。私も表参道のパレードにはほぼ毎年行っていますが、なんかパレードってワクワクしますよね? あと、代々木公園のアイルランド・フェスティバルも毎年楽しませてもらっています。今年はO’Jizo のライヴが良かった!

そして奇しくもセント・パトリック・デーと同じ3月17日、テデスキ・トラックス・バンドのライヴ作品「Live From The Fox Oakland」が発売になりました。これは買いでしょう! やっぱりテデスキ・トラックス・バンドはスタジオ作よりライヴが良いですよね。また来日してくれないですかね〜?

シンコーミュージックから、ノラ・ジョーンズの「オール・アバウト・ノラ・ジョーンズ」というMOOK本が発売されました。ノラの魅力を多角的に読み解くことが出来そうで、まさにこういう本がしかった!って感じの本。ディスコグラフィーも充実していて、来日前の予習にぴったり。これも買いでしょう!



あと最近、悲しいことに訃報が多いですね。今週は6回記事を更新したうち、3回が訃報でしたから。ロバート“ピーナッツ”ジョンソン、トミー・リピューマ、そしてジェイムズ・コットン 。残念でなりません。他にもシスター・スレッジのジョニ・スレッジや、Go-Goのパイオニア的プロデューサー、カール“マックス”キッドも亡くなられています。そしてさらに今日、チャック・ベリーの訃報が入りました。ああ、チャック・ベリーまで…。ロックンロールの代名詞ともいえる巨人中の巨人。ご冥福をお祈りいたします。

ジェイムス・ブラウン、B.B.キング、そしてチャック・ベリー。一つの時代の終焉ですね。


さて、気を取り直して。今週はフジロックもサマソニも目立った動きはありませんでしたが、来週あたり第3弾、来ますかね? 再来週かな〜?少なくとも今月中には追加が欲しいところですがどうなんでしょう? フジもサマソニもトリがまだ一枠空いてますからね。気が気じゃないんですよ〜。



今週のセレクト!

First Aid Kit - You Are The Problem Here (Lyric Video)

スウェーデのフォーク・デュオ、ファースト・エイド・キットが「国際女性デー(International Women's Day)」にあわせてリリースした新曲。以外にもロックで格好良い!

ジェイムズ・コットン R.I.P.

2017-03-18 23:52:58 | ブルース
THE JAMES COTTON BAND / 100% COTTON

3月16日、シカゴ・ブルースの全盛期を知る数少ないレジェンド中のレジェンド、ブルース・ハーピストのジェイムズ・コットンが旅立たれました。81歳。肺炎のため入院中の病院で亡くなられたそうです。

1935年、ミシシッピ州はチュニカに生まれたジェイムズ・コットン。1956年頃にリトル・ウォルターの後釜としてマディ・ウォーターズのバンドに加入し、シカゴ・ブルースの黄金期に活躍しました。マディの有名なライヴ盤「MUDDY WATERS AT NEWPORT 1960」でハープを吹いてるのがコットンです。一時不遇を囲っていたマディが、70年代にジョニー・ウィンターの助力で復活する際にも召集されてますから、マディの信頼も相当熱かったのでしょうね。

そしてジェイムズ・コットンと言えば、「100% COTTON」でしょう!1967年にヴァンガードよりアルバム・デビューして依頼、ヴァーヴやアリゲーターなどに幾枚もの名盤を残しているジェイムズ・コットンですが、74年にブッダよりリリースしたこの作品こそ、ファンク・ブルースの金字塔と賞される傑作中の傑作なのです。

もちろん、これより前にもブルースにファンクのリズムを持ち込んだ作品はあります。ローウェル・フルスンとか、ジュニア・ウェルズとか。ですがしばしばこの「100% COTTON」こそファンク・ブルースの元祖であるように語られるのは、リズムがどうのというより、ファンクのエネルギーをブルースに閉じ込めたような作品だからだと思います。ジェイムズ・コットンの躍動しまくるハープを中心に、瑞々しいバンドの演奏もめちゃくちゃ格好良い!!もちろん、マット・マーフィーのギターも!! そしてこの後、ニューオーリンズへ向かい、アラン・トゥーサンやジェイムス・ブッカーとコラボするんですから。やはり、ファンク・ブルースと言えば、ジェイムス・コットンなのです。



さて、私が始めてジェイムズ・コットンのライヴを観たのは1991年のブルースカーニバルでした。その前年に、ジョン・メイオールが観たくて初めて足を運んだブルカニで、メインのバディ・ガイに衝撃を受け、黒人ブルースに目覚めたばかりの私にとって、ジェイムズ・コットンは、まさに2ndインパクトでした。うねりまくるハープの野太い音色に、ブルースハープって凄いな!黒人って凄いな!本物のブルースって最高だな!と大興奮したのを今でも覚えています。最後はアルバート・コリンズとのセッションもあったりで、良い時代でした。

ブルカニと言えば、96年にもジェイムズ・コットンは出演していますが、前日の横浜公演でジョニー・"ギター"・ワトソンが倒れ、亡くなってしまったんですよね。それでたしかジェイムズ・コットンが、土曜、日曜の両日出演して、ジョニーの分まで頑張って会場を沸かしてくれたように記憶しています。

ですがこの頃、ジェイムズ・コットンは喉頭がんに冒されていて、喉の手術もしていたんですよね。その翌97年に来日した際には、ヴォーカリストを従え、自身はハープに専念せるを得ないステージだったそうです。とは言え、本業がハーピストですから、その衰え知らずなブロウで、観客達を熱狂させたそうですから、さすがはジェイムズ・コットンです!

その後も度々来日しています。生で歌が聴けなくなったのは残念ではあるものの、それでも、ステージに上がり、ハープを吹き続けるジェイムズ・コットンの姿に、沢山のブルースファンが勇気づけられたことでしょう。

ジェイムズ・コットンさん、ありがとう。そして安らかに。

TAICOCLUB 第3弾!

2017-03-17 20:15:03 | フェス、イベント
タイコクラブの出演アーティストの第3弾が発表になりました。今回は6組。

Bibio
クラムボン
Gabriel Garzón-Montano
MOODMAN
Richard Roberts (Letherette)
yahyel


昨今、R&Bというジャンルがほぼジャンルレスになりつつありますよね? 何て意味不明なことを言いたくなるほど、近年、R&Bのムードを持ちながらも、新しい感覚とフィーリングで独自の世界を切り開くアーティストが多くなりました。Gabriel Garzón-Montano や、少し毛色は違いますがBibio も、そんな新感覚なアーティストと言えるでしょう。そして日本からもyahyel のようなアーティストが生まれていますからね。

いやはやタイコクラブ、なかなか面白いラインナップになってきましたね。




Bibio • ‘Feeling’

デビューから10年以上が経ち、既にアルバムも相当数リリースしているBibio ことステファン・ウィルキンソン。昨年リリースされた最新作「A Mineral Love」は、レトロなSSW的感性も横溢な、最高傑作との呼び声も高い逸品。エレクトロニカ世代のアシッド・フォークとも言えそうな、ドリーミーなサウンドと緩やかなグルーヴが心地よい。


Gabriel Garzón-Montano performing "Sour Mango" Live on KCRW

先ほど昨今のR&Bが”ジャンルレス”だと口走りましたが、それはそのまま”人種レス”と置き換えられるかも。コロンビア人の父とフランス人の母の間に生まれた、ブルックリン育ちの逸材ガブリエル・ガルソン・モンターノ。デビューEPからの楽曲をドレイクがサンプリングし、メイヤー・ホーソーンやジャイルズ・ピーターソンらにも認められているという次世代アーティスト。今年、ストーンズ・スロウからリリースされたばかりの1stフル・アルバムも話題。


yahyel - Once (MV)

2016年のフジロックでルーキー・ア・ゴーゴーに出ていたヤイエル。もちろん日本のバンドですけど、そういう前知識無しで聴いたら欧米物にしか聴こえないクオリティ。トリオ編成のメンバー3人とも海外経験豊富な方達らしいのですが、最近、日本らしさを感じさせないアーティスト、増えてません? 頼もしいかぎりです。

アイリッシュと言えば?

2017-03-16 23:59:02 | ルーツ・ロック
THIN LIZZY / BLACK ROSE

3月17日はセント・パトリック・デーですね。近年は表参道や横浜など各所てパレードも盛況のようですが、案外、漠然とアイリッシュのお祭りとは知っていても、はっきりとどういう日かは知らなかったり。WIKIによりますと、「アイルランドにキリスト教を広めた聖人聖パトリックの命日。3月17日。カトリックにおける祭日であり、アイルランド共和国の祝祭日。」だそうです。なるほど。

さて、アイリッシュと言えば、チーフタンズとか、ポーグスとか、ホットハウス・フラワーズとか、ヴァン・モリソンとか、色々ありますけど、私にとっての一番はシン・リジィなのです。私は学生時代はハードロッカーだったので、おそらくアイリッシュのメロディを初めて聴いたのは、シン・リジィとかゲイリー・ムーアとかだったはずなのです。特に印象深いのがシン・リジィ、79年の名作「BLACK ROSE」です。

この時のメンバーは、フィル・ライノット(b,vo)、ブライアン・ダウニー(ds)、スコット・ゴーハム(g)、そしてゲイリー・ムーア(g)。プロデューサーとして、デヴィッド・ボウイやT・レックスで知られるトニー・ヴィスコンティも関わっています。

このアルバムからは「Do Anything You Want To」、「 Waiting For An Alibi」、「Sarah」といった歴史的な名曲が生まれていますが、極めつけはタイトル曲となる「Roisin Dubh (Black Rose): A Rock Legend」でしょう。ここで繰り広げられる、トラディショナルをベースにしたゲイリー・ムーアのギター!!これこそ、私にとってのアイリッシュなのです。実際、このメロディやリズムは、シン・リジィにしてもことのほか直球のアイリッシュで、そこにフィル・リノットやゲイリー・ムーアの、この曲に賭けた熱きソウルを感じさせられます。アイリッシュのメロディーって、なんとなくそんな誇り高いイメージありますよね。しかもそれがハードロックの様式美と結びついているところが、名曲たる所以なのです。




Thin Lizzy - Roisin Dubh (Black Rose) A Rock Legend

プリシラ・アーン 来日決定!

2017-03-15 17:29:22 | SSW
Priscilla Ahn / All People Can Change


プリシラ・アーンの来日公演が発表になりました!!


東京 2017/5/23(火) 渋谷/代官山SPACE ODD
開場・開演 OPEN 18:30 / START 19:30
チケット ¥5,500-(税込/All Standing/1Drink別)

インフォメーション→クリエイティヴマン


プリシラ・アーンは昨年の5月に来日公演を行っているので、ちょうど1年振りですね。今回はクリエイティヴマンが招聘ということで、ちょっと意外でした。おそらく初めてですよね。プリシラというと、単独公演はビルボードライヴの印象が強いですけどし。「思い出のマーニー」を歌ってプチブレイクした時はホール・コンサートでしたが、その時もクリマンではなかったはず。プリシラ・アーンはフジロックに2度、ロック・イン・ジャパンに1度出演していますが、いよいよサマソニもあるかな?なんて期待したり。ガーデンなんか良いんじゃないですか? いや、その前にグリーンルームに出ちゃえば良いのに。日程的にも良い感じですしね。なんて言ってみたり。

来日公演のある5月にはライブアルバムもリリース予定だとか。そちらも楽しみです。


*写真は、2015年に、プリシラ・アーンがNHK広島によるドラマ「赤レンガ」に出演し、その主題歌と挿入歌を担当した際に配信限定でリリースされた3曲入りのシングル。



よろしければこちらもどうぞ!!(以前のライヴレポです)

2016年5月25日 プリシラ・アーン@ビルボードライヴ東京
2014年12月3日  プリシラ・アーン@めぐろパーシモンホール
2013年7月27日  プリシラ・アーン@FUJIROCK RED MARQUEE
2012年7月18日  プリシラ・アーン@ビルボードライヴ東京
2012年7月16日  プリシラ・アーン@渋谷タワーレコード
2012年7月15日  プリシラ・アーン@ミッドタウン東京 Mercedes-Benz
2011年8月17日  プリシラ・アーン@ビルボードライヴ東京
2009年7月25日  プリシラ・アーン@FUJIROCK ORANGE COURT
2008年11月30日  プリシラ・アーン@ビルボードライヴ東京

トミー・リピューマ R.I.P.

2017-03-14 23:57:52 | ジャズ
PAUL McCARTNEY / KISSES ON THE BOTTOM

3月13日、音楽プロデューサーのトミー・リピューマがなくなられたそうです。80歳でした。

デイヴ・メイソン、ダン・ヒックス、フィル・アップチャーチ、ニック・デカロ、アル・ジャロウ、マイケル・フランクス、ジョージ・ベンソン、イエロージャケッツ、ランディ・クロフォード、ジョー・サンプル、ドクター・ジョン、マイルス・デイヴィス、ナタリー・コール、ダイアナ・クラール、などなど。挙げていったら切りがない、巨匠中の巨匠でした。

特に70年代半ば以降、アル・ジャロウ、ジョージ・ベンソン、イエロージャケッツ、スタッフ、ジョー・サンプルなど、クロスオーバーなフュージョンサウンドで一時代を築きました。またナタリー・コールやダイアナ・クラール等、女性ジャズシンガーからの信頼も厚く、さらに近年はポール・マッカートニーやウィリー・ネルソン、グラディス・ナイトなどのスタンダード作で、円熟の手腕を発揮していました。


*写真は、ポール・マッカートニー、2012年のスタンダード作品「KISSES ON THE BOTTOM」。ダイアナ・クラールが全面協力し、エリック・クラプトンやスティーヴィー・ワンダーもゲスト参加。トミー・リピューマにとっては最晩年の1枚ですね。


トミー・リピューマさん、安らかに。

ロバート“ピーナッツ”ジョンソン R.I.P.

2017-03-13 23:52:45 | ソウル、ファンク
BOOTSY'S RUBBER BAND / BOOTSY? PLAYER OF THE YEAR

Pファンク一派を彩ったヴォーカリストの一人、ロバート“ピーナッツ”ジョンソンが亡くなられたそうです。70歳、または69歳だったそうです。

ロバート“ピーナッツ”ジョンソンは、ブーツィー・コリンズが結成したブーツィーズ・ラバーズ・バンドのシンガーの一人として、76年のデビュー・アルバム「STRETCHIN' OUT IN」から、バンド名義では最後のアルバムとなった79年の「THIS BOOT IS MADE FOR FONK-N」まで、リリースされた4枚全てに参加しています。ブーツィーのバンドと言うと、ブーツィーがベースを弾きながら歌っている印象ですが、案外、ロバート“ピーナッツ”ジョンソンと、もう一人のシンガー、ゲイリー“マッドボーン”クーパーの比重も高く、フランキー”キャッシュ”ワディ(ds)、フェルプレス”キャットフィッシュ”コリンズ(g)、メイシオ・パーカー(as)、フレッド・ウェズリー(tb)といった超強力ブーツィー軍団のフロントの一角を担っていました。その後も数々のPファンク系の作品に参加し、近年では、2014年にリリースされたファンカデリックによる3枚組の大作「FIRST YA GOTTA SHAKE THE GATE」にも参加していました。

2011年や2015年に、ジョージ・クリントンがジョージ・クリントン&パーラメント/ファンカデリックとして一派を引き連れて来日した際も、そのメンバーとして参加していたそうです。

ロバート“ピーナッツ”ジョンソンさん、安らかに。



*上の写真はブーツィーズ・ラバーズ・バンドの3作目。で、下の写真がその裏ジャケ。右下から2人目がロバート“ピーナッツ”ジョンソン。