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ミス・マープルシリーズ長編の第3作目! 動く指

2023年12月18日 | 


マープルシリーズ長編の第3作目!
動く指
The Moving Finger
著:アガサ・クリスティー
翻訳:高橋 豊
英国:1942年
早川初刊行1958年
ハヤカワ・クリスティー文庫:2004年
価格:1,034 円(税込)

この作品は、読みながらドラマの映像が
MY脳内でフラッシュバック!
おかげで、村に住んでる色んな人の名前が
こんがらがって途中で本を閉じる。
ということには、辛うじてならなかったぁあ。
ホ…。

でも、ドラマと違っていたのは、
ミス・マープルがじぇんじぇん出てこないぃいい。
そこんとこは、解説にちゃんと書かれていたので、
安心してページを捲って行ったけど、
後半にやっと登場した時は大拍手ぅうう!!

それまで推理を引っ張ってきたのが、
都会育ちのおぼっちゃまな傷痍軍人バートン。
怪我の療養で妹と一緒に田舎に来たのに、
あっちの家にもこっちの家にも
怪文書が届けられて、
村人たちが噂話のボルテージがアップ!
しかもしかも殺人事件がぁあああ。
全然静かじゃないじゃないかぁああ。

でねぇ、バートンがさぁ、
村で変人扱いされている女性のことが、
気になってくるのさぁ。
そんなロマンティックなムードも
織り交ぜちゃっているぅう。
妹も都会の空気を引っ提げてて素敵♪

職業で人となりが説明されてるわけなのね。
弁護士、医者、医者の妹、牧師、牧師の妻、家庭教師
召使い達にもスポットが当っていた。
でも決して頭の回転が良いわけではないの…。
こういう所に時代背景を感じるというか、
英国の階級制度を垣間見るわぁあ。

『動く指』というタイトル。
元々クリスティは、
違う題名にしたかったんだって。
詳しくは解説をどうぞ。
でも、結果的にこれでヨカッタよね。
読む前は何のことなんだろう…。
って思っていたけれど、
読み終わってみたら、なるほどぉおお。
ガッテンガッテンガッテン!

BS11でまたまたミスマープルが!!
『動く指』をまたまた観てしまったぁあ♪



ドラマアンソロジー ヨーロッパミステリー
BS11
毎週木曜日
午後6時00分~6時54分
午後7時00分~7時55分
※2話連続放送


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