十字屋ホール 7/12(木)
大銀座落語祭2007
さぁ!今年もやって参りました!
銀座も暑いが落語も熱いっっ。
え…台風来てるんやぁ。
ホ~ラお空も泣き顔さ。
十字屋ホールは初体験
シャネルの横にあるのね、どれどれ。
ギョッッッ!
なんだこの人混みはっ!
エレベーターが1台しかないっ!
ナヌっ!
会場時間まで乗せてくれないとなっ
嗚呼、暑いなぁ。団扇パタパタ。
貰っちゃったもんねぇ。
今年の団扇は1文字構成
「大」「銀」「座」「落」「語」「祭」
ガンバッテみんなゲットするぞ~い。
JUJIYA上方亭
雀の学校in銀座~桂枝雀一門若手会~
枝雀一門といえば、南光・雀三郎・雀々・文我・まん我
これくらいしか知らず…。
いったい今日は誰が出んねん?
桂 雀五郎 「手水(ちょうず)廻し」
桂 まん我 「青菜」
桂 雀喜 「崇徳院」
桂 紅雀 「七度狐」
~中入り~
桂 こごろう「素人浄瑠璃」
狭い通路から登場!
ほぼ満席の客席から大きな拍手~。
桂雀五郎 「手水(ちょうず)廻し」
大阪ではその昔、顔を洗うことを”手水を使う”
そう言ってたそうで…。
大阪の人が、
田舎の旅館に泊まった翌朝
「ここへ手水廻してくれ」
「主人に聞いてまいります」
ところが、
主人も板さんもだ~れも知らん。
さあ大変
こんな時は物知り住職に聞いてこ~。
答えは”長頭”
どんなもんか、イラスト付きで書いてくれはった。
村で一番長い頭のヤツを連れて来い!
お客の前で「回さして頂きます!」
グルングル~ングル~ン
お客はカンカン!!
グハハハあたりまえや~。
心配になったのは宿の主人。
大阪の宿でレッツトライ!
同行した板さんは「一睡も出来なかった」とか。
「ここへ手水廻して下さい」
さ~何が出てくるのかな~
金だらいに入ったお湯&塩&房ようじ&歯磨き粉
なんじゃ?こりゃ?
「塩を入れてかき混ぜて飲む!」
グゲゲゲゲゲ~。
2人でやっとこさ飲み終えたと思ったら、
もうひとつ…
1人に1個やったんかっ。
オエっオエっオエっ…。
こっちも気持ち悪いっちゅうねん。
「もう一人前はお昼にいただきます」
いやぁ、初めてみたなぁ。
枝雀に似てるとこあるよ!ある!
でもその年齢は孫弟子やんなぁ。
ちょっと待て!
この話どっかで聞いてことあるな…
それもそのはず、
桂文我・桂梅團治二人会(2006年)
聞いてるやん!
しかも雀五郎やん!同じ人やん!
アホやん!私。
桂まん我 「青菜」
この人知ってる!知ってる!
「名前に”雀”が入ってないんですが」
そ~です!文我の弟子で~す。
仕事中の植木屋が、
屋敷の主人から酒や鯉のあらいまで
ご馳走してもらってる。
氷の上に横たわってる鯉をみて
「病気ですか?」
初めてみた”わさび”をおもいっきり食べて
鼻がツンツンツ~ン。
他の人で聴いたことあるけど、
またちょっと中身が違うね。
デコレーション具合がオモロイ!
だから、落語はやめられな~い。
「青菜食べますか?」
「お願いしま~す」
ところが奥さんが、
「鞍馬山から牛若丸が出まして、
名を九郎判官(ほうがん)」
旦那の返事は「義経、義経」
…????
なんじゃらほい?な植木屋
これは隠し言葉で
お客に失礼が無いように
「食べてしまった(食らう)」
「よしておこう」
ぐぐわぁぁぁん!
ええなぁええなぁ風流やなぁ。
家に帰ってカカと「ごっこ遊び」
やって来た大工の熊さん相手に、大奮闘~。
青菜を出すところまできたぞ!
カカが押入れからドタンと転げ出て
「鞍馬山から牛若丸がいでまして、その名を九郎判官義経」
ああぁぁ。オチ言っても~た~。
「…弁慶」
グハハハ。
語り口調の丁寧な感じが師匠に似てる!
ええやん。
「大阪市福島区の長屋に住んでます」
っていう、
長屋住まいを”まくら”に持って来て、
庶民の暮らしの雰囲気満喫~。
桂雀喜 「崇徳院」
枝雀に全くもって覚えてもらえなかった
エピソードで、ググッとお客を掴んだでぇ。
噺に入るとやっぱり、
こちらも師匠・雀三郎に似てる!
後五日しか命が無いと言われた若旦那
何に患ってるのか家族にも謎…。
そこへ呼ばれた熊さん
若旦那から聞き出したよ~!
茶屋での、娘さんとの出会いと別れをバッチリ。
なんと!恋患い
しかも、
お相手がどこの何さんかさっぱりわからん!
「探せ!」
北海道からどこからどこまで探せ!
んなアホな。
でも
成功報酬が”金”とか”土地”とか…
目の前に、人参をぶら下げられちゃぁ
やったるでぇぇ!
何日経ってもみつからない…
「キーワードを、デッカイ声で言わな!」
女房に背中を押されて、
「瀬を早み岩にせかるる滝川の」
湯屋と床屋を何度も何度も言ったり来たり
あ~もう夕暮れだぁねぇ
フラフラ~と入った床屋でっ!
み~つけたっっっ。
娘さんの家の人も
日本中探してまわってるって。
ガハハ
どっちの家に先に行くかもめてるっ!
鏡と花瓶割ってるっ!
床屋の主人が怒ってるっ!
…で、オチは?
たぶん
「われても末に逢はむとぞ思ふ」
この下の句に掛かってるんじゃないか…と…。
もう忘れてるよぉぉぉ。アホやね。
桂紅雀 「七度狐」
喜六&清八がお伊勢参り。
途中で狐の怨みをかった…
7回仕返ししないと気がすまない狐
3~2~1!
桑畑を大川に変えたり
お地蔵さんのある所を寺に変えたり
もう2人は大騒ぎさぁ。
それ見て村人は大呆れさぁ。
うう~ん、弁舌爽やか気持ちいいぃ
で、師匠は誰なん?(おいおい)
桂こごろう「素人浄瑠璃」
「楽しい楽しい休憩時間も終わりましたっ!」
グハハハハ
つかみはOKや!このデッカイ声は何や!
「これが最後です!
今まで1度も笑っていらっしゃらない方は
ここで笑って下さい」
ガハハハハ
そうです。「桂小五郎」と同じ名前で、
二代目です。
ギャハハハハ
枝雀とカラオケに行った時の話で、
またまたグハハハハ
旦那の”浄瑠璃ウォーミングアップ”
その声と顔が…。
まさに”芸”やね。グフフ
これ「寝床」や!
本日は旦那の「浄瑠璃の会」
町内を周って来た番頭は
全員の「欠席」報告。
店の者の欠席報告もっ!
あっ
自分は何の病気にしたらええのか
判らんようになってしまった。
そうなんですよ。
み~んな仮病。
だんさんの語りは耳にも鼻にも
どこにも悪いらしいわ。
旦那がすねたっ!
こりゃヤバイっっ。
町内の者がやって来た!
よいしょしてるよ~
ガハハハ。
鳴物もジャンジャン入って
上方落語やなぁ。楽しいなぁ。
しかし、ちょっと長いなぁ
これでオチまで行ったら…
チラチラ時計を見てると…。
「素人浄瑠璃」噺半ばではございますが。
うわっ終わったっ。
上方落語「素人浄瑠璃」を、
東京にうつしたのが「寝床」っていうんやね!
知らんかったわぁ。
狭い会場やから、
客席のすぐ脇を通って出入り。
まん前に座ってるお客にも
丁寧にお辞儀して退場してた。
ホッコリ。
みたよ!みた!枝雀のDNA
みたよ!みた!上方の底時力
VIVA!上方落語
「笑って体調良くなったんじゃない?」
優しい言葉を掛けてくれるmidoriさん。
「全然…しんどい…」
体調復活しきってないんやぁ
祭はまだ始まったばっかりやのに!!
蔵出しエンターテイメント
名人劇場落語特集 桂枝雀(二代目) ”つぼ算”
25(水) BS2 19:45~
ここにも行きましたレポ → 3日目 4日目(1) 4日目(2)