アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

曽我梅菊念力弦

2006年02月01日 | 歌舞伎

1月 国立劇場
月も替わって梅の季節。トリノオリンピックもすぐそこに…。
なのに今更、正月の話題ですんまっせん。

VIVA!菊五郎劇団ッ!
NINAGAWA十二夜』も『児雷也豪傑譚話
どちらもそれなりに楽しめたヨ。
けど!やっぱりこ~でなくっちゃ!菊五郎劇団!

ルンルン気分も冷めやらぬ、そんな時
BIGGEST BIZ~最後の決戦!ハドソン川を越えろ~』が目の前にッッ!
パンパーンツツツ!!(頭が爆発した音)
”VIVA!菊五郎劇団”雲散霧消~。

大変だ!消えちゃあいけない。
記憶を懸命に掻き集めてた、そんな時
梅ちゃんの青い追悼会』が目の前にッッ!
パンパンパーンツツツ!!(も~1度爆発)
”VIVA!菊五郎劇団”またしても忘却の彼方~。

大変だ!這い蹲って欠片を拾っている、そんな時
グランドホテル』が目の前にッッ!
パンパンパンパーンツツツ!!(頭が~)
”VIVA!菊五郎劇団”ブラックホールへ翔けてった~。
ぎえええええ~…。

諦めるのはまだ早~い。強~い味方があったのだ。
”初春・お茶の間招待席”(BS放送)のビデオだ!

池上季実子って歌舞伎の家の人。
っていうのは知ってましたが、そっか~。
”祖父”が、っつうて8代目の話してっゾ~。
三津五郎の従姉妹なんだぁ。
月曜ミステリー劇場「湯の町コンサルタント4」で
2人が兄妹役で出演しとった!(でんでんが好き~)

曽我梅菊念力弦(そがきょうだいおもいのはりゆみ)

文政元年(1818)の初演から198年!復活っ!
おその(菊之助)が、物乞いから芸者へ転職を決めた晩。
大工の六三郎(菊五郎)と出逢って、ア~レ~。
ハヘハヘ。絵になる2人やの~。
互いに手拭と簪を記念に(…)交換してグッドラック。

鶴岡八幡宮に曽我五郎くん(松緑)がヤ~ヤ~やって来て、
鶴を殺さずに矢を射て落とす!という特技を披露。
皆口々に褒め称えるのでした。(違うと思うヨ~それ)
こうやって余興で武士達が盛り上がっている頃(笑)
町人の世界では…

”天国(あまくに)の刀”を欲しがっている一家に、
「娘が嫁に来るならあげましょー」と持ちかけた悪徳質屋。
白無垢姿でやってきた娘のおはん(菊之助
ひょっとこ顔のムコ殿(松也)を見て気絶~。
♪めでたかりけれ~♪
人身御供とはこのこと。憐れおはんちゃん…。

夜になってふいの来客。とおもいきや盗賊ー!
ヘッドは新藤徳次郎(菊五郎
グワァァァァー!!エロカッチョイー!!
天国の刀、折り紙セットでGET!
ついでに、おはんもGET!

店の外で見張りを担当している長兵衛(団蔵!好きだ!)
近寄ってきた犬(出演は戌年だから?なわけない)に
騒がれちゃ~困るってんで、飯を与えたよ。
やることやってきた徳次郎。
2階の窓から熱い視線を送るおはん。
アチチチチ~妬けるね~お2人さん(笑)

萬次郎(橘屋)、権十郎(山崎屋)、亀寿(音羽屋)
屋号は違えど市村羽左衛門一族!並んでる~。嬉しや~。
ここに五郎くんの仇(富十郎)がいてね、
討とうとする五郎くんに、
「今はダメだから、これ持って出直してちょーだい」
って通行手形を渡すのサ。

江戸時代、お正月に「曽我物」が出てくるのは、当たりまえだったんサ。
でも現代人には「ハ~?」なのね。
それがな~んとなく判った気になってんのは、
去年これを観たから 『巣林舎/曽我会稽山』 

芸者になったおその(菊之助)と六三郎(菊五郎)が再会!
それが、銭湯でっつーんだからハッハッハ。
女性数人が男湯で脱ぎ出した~ッ!キャ~!!
なんと~女方の役者たち、場内爆笑~っっ!!
ズ~ッと褌一丁で六三郎と口論してる亀蔵~!ガハハ。
ここTV中継なかったヨ。男の裸は放送禁止か?(笑)

長兵衛(団蔵)宅で、徳次郎(菊五郎)とおはん(菊之助)が再会!
毒酒をあおって2人の修羅場~!
イイゾ!南北先生お約束のシーン!
グワッッッ「親の仇、覚悟ッ!」
徳次郎、おはんに斬られる~!

おっと忘れてたけど、”天国の刀”キーポイントね。
”刀”なんだから”御家再興”。つーことは”仇”がいるわけサ~。

なんか判んないけど(おいおい)
ここいら辺からグサグサやっちゃって、
六三郎(菊五郎)の手に渡った刀。
それを悪党達と取り合うゾ!と…。

ここで、!待ってましたッ!
菊五郎劇団お約束の”大立ち廻り~”
キャ~これヨ!これッ!HOT!HOT!
VIVA!菊五郎劇団ッ!今年もヨロシク!
万事収まり、めでたし。めでたし。

録画見てビックリ!大詰が無いんだもん。
いつかきちんと放送しなさいよー!NHK-!

こんなイイものが1500円で楽しめるとは~。ウヒヒ~。
菊之助は今が旬っ!菊五郎は旬っ!じゃないけど…追いかけるべぇぇぇ!
5月の歌舞伎座は、ひっさしぶりの”団菊祭”!やったねっっ!!

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