9月23日、OB会事務所の入口に、突然、大柄な老人がコンビニの小さな袋を手に立ちはだかり、前触れもなしに「何で、この上の階にうちがないんだ?」と言うのでした。
さらに「ここはどこだ?うちのあるビルに違いないはずだが、どうなっているんだ?」と言うので、私たちの手に余ると判断してビルの管理事務所まで先輩がお連れしました。
OB会のお手伝いを終え、事務所を閉じてから、管理事務所の社員女子に「ことの顛末」をお聞きしました。本人とお話しを続けてもらちがあかないので、お巡りさんをお呼びし、無事に解決したそうです。
出かけたら帰宅できないご老人を、この目で、近くで初めて見ました。体はお元気でも「認知症」には抗しがたく、あの情けなさそうな表情に同情を誘われました。あながち他人事ではなくて----。