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抜き書き帳『ロッパ食談』(その10)

2016年07月07日 | 小説・映画等に出てくる「たばこ」
【181〜182ページ】『あちら話こちら話』獅子文六(講談社 昭和30年5人)
やっぱり料理は、フランスに止めを刺すんだな。
「女王と皇太子」には、わが皇太子が、ライスカレーを好まれることが出て、
===料理のまずいロンドンでも、インド料理屋で出すライスカレーは、なかなか美味でしたが、===
とある。
【192ページ】吉田健一『酒に呑まれた頭』
===英国の料理がまずいと言われるのは、一番上等な附き合いが料理屋ではなくて、家庭で行われるからである。===
とある。これは、大いに注意されていい。

[ken] 私は30歳の頃、友人とイギリスを旅行しました。久しぶりに美味しいものを食べたかったので、エジンバラ城近くのインド料理店に入り、調子に乗ってカレーの「ホット」をオーダーしたのですが、あまりの辛さに一口しか食べられませんでした。気を使ってくれた店主が、これなら大丈夫だからと「マイルド」をサービスしてくれました。しかし、辛さだけで何の味もせず降参しました。ライスカレーは日本が一番美味しいと思います。192ページの吉田健一さんの名前は懐かしい限りで、お父さんが吉田茂(首相)、お母さんは牧野伸顕(内大臣)の娘、大久保利通の曾孫にあたる小説家です。若い頃、高い本でしたが吉田健一さんの著作を買って読みました。あれから40年近く過ぎており、63歳になった今こそ、図書館で吉田健一さんの本を借りて読んでみたいですね。(つづく)
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