畠中恵 著
おなじみ病弱若だんなが登場する“しゃばけ”シリーズ第五弾。
実に非活動的な主人公ながら、個性的なキャラクターと飽きさせない物語で
続きを楽しみ待っているシリーズのひとつだ。
まさか、まさか、あの若だんなが旅に出ることに。
箱根で湯治をして丈夫になるはずが、手代にははぐれるわ天狗にさらわれるわ、
大騒動に巻き込まれてしまう。
おまけに何やら山神の怒りがすさまじく、地震が相次ぐ。
何が原因か、どうにかできるのか、それよりなにより若だんなは生きて帰れるのか。
江戸時代ブームとなった変わり咲きの朝顔が効果的な小道具として使われているが、
当時は実際に狂騒曲というべき状況だったらしい。お家大事、お国大事の侍が
必死に小さな花を探す様子は哀しさの中におかしみがある。
妖たちも相変わらずの活躍ぶりで、小さな唐獅子が走り回り、その背に鳴家が
のっている姿なんて、絶対に見てみたい。
歩いては息切れし、息を吸っては風邪をひくような若だんなにちょっと分けて
やってほしいと思うほどに、元気いっぱいだ。
ほのぼの、のんびり、いつ読んでも癒される。
おなじみ病弱若だんなが登場する“しゃばけ”シリーズ第五弾。
実に非活動的な主人公ながら、個性的なキャラクターと飽きさせない物語で
続きを楽しみ待っているシリーズのひとつだ。
まさか、まさか、あの若だんなが旅に出ることに。
箱根で湯治をして丈夫になるはずが、手代にははぐれるわ天狗にさらわれるわ、
大騒動に巻き込まれてしまう。
おまけに何やら山神の怒りがすさまじく、地震が相次ぐ。
何が原因か、どうにかできるのか、それよりなにより若だんなは生きて帰れるのか。
江戸時代ブームとなった変わり咲きの朝顔が効果的な小道具として使われているが、
当時は実際に狂騒曲というべき状況だったらしい。お家大事、お国大事の侍が
必死に小さな花を探す様子は哀しさの中におかしみがある。
妖たちも相変わらずの活躍ぶりで、小さな唐獅子が走り回り、その背に鳴家が
のっている姿なんて、絶対に見てみたい。
歩いては息切れし、息を吸っては風邪をひくような若だんなにちょっと分けて
やってほしいと思うほどに、元気いっぱいだ。
ほのぼの、のんびり、いつ読んでも癒される。
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