半村良 著
主人公・野川には自慢の妻・瑤子がいる。
何の不満もないはずだったのに、ある日突然彼女の姿が消えた。
瑤子の逃避行と旅先での出会い、妻を探す野川の姿が物語の柱である。
なのだが、この瑤子がまったく魅力的に見えない。
古い作品なので、女性像にも変化があるといえばそれまでだし、
まあ、男性が理想とする女性なのだ、言えばそれまでであるが。
入り込めない。
確かに人をとりこにする素晴らしい人っぽいんだけどね。
結局結論としては瑤子はエスパーであり、人の心を読んだり
操ったりができる。
そしてそれを利用しようとした組織だか国家だかに追われていた。
という結構陳腐な感じ。
え~どうしよう、いいところがみつからない。
しいて言うならば、彼女を春子と呼んだ老婦人は魅力的だった。
彼女のもとで居候をしていたときの、のどかな日々も素敵だった。
なんでもかんでもできる人っていうのが鼻につく部分もあるから、
ここで登場した素晴らしい絵を描くっていうエピソードだけでも
十分だった気がする。
主人公・野川には自慢の妻・瑤子がいる。
何の不満もないはずだったのに、ある日突然彼女の姿が消えた。
瑤子の逃避行と旅先での出会い、妻を探す野川の姿が物語の柱である。
なのだが、この瑤子がまったく魅力的に見えない。
古い作品なので、女性像にも変化があるといえばそれまでだし、
まあ、男性が理想とする女性なのだ、言えばそれまでであるが。
入り込めない。
確かに人をとりこにする素晴らしい人っぽいんだけどね。
結局結論としては瑤子はエスパーであり、人の心を読んだり
操ったりができる。
そしてそれを利用しようとした組織だか国家だかに追われていた。
という結構陳腐な感じ。
え~どうしよう、いいところがみつからない。
しいて言うならば、彼女を春子と呼んだ老婦人は魅力的だった。
彼女のもとで居候をしていたときの、のどかな日々も素敵だった。
なんでもかんでもできる人っていうのが鼻につく部分もあるから、
ここで登場した素晴らしい絵を描くっていうエピソードだけでも
十分だった気がする。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます