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高橋由太 著
婚活ってなに?
とまたクエスチョンマークから始まった第三作。
本所深川で疱瘡が流行している。器量定めとも言われた病であるから、
若い娘たちは気が気ではない。
疱瘡地蔵にお参りし、何とか難を逃れようとする者も多いのだが、
その周辺で若い娘が姿を消す事件が相次いだ。
それも当時の適齢期を逃した20歳すぎの娘ばかりである。
本所深川の男たちは交代で見回りをすることにした。
そこで怪しげな小袖を見つけた周吉だったが、なんとそれは
徳川秀忠の正室・お江の方の亡霊であるらしい。
周吉はお琴と想いあっているのだが、なかなか進展しない。
やきもきした店の主人はお琴に見合いをさせることにした。
桜が満開の河辺の道を、美しく装った娘たちが歩く。
それとなく姿かたちを見定めて、気に入った娘に男は扇子を投げ、
それにこたえる娘はそれを拾って男に届けるという。
何とも優雅でなんとものどかなお見合いである。
おくての周吉と、そろそろ行き遅れのうわさも立ち始める年頃のお琴。
まわりの者たちもハラハラと見守っているのに、煮え切らない周吉が
何ともじれったい。
軽々しいタイトルだが、なかなかの読み応え。
キャラクターへの思い入れも深まってきて、先がますます楽しみだ。
婚活ってなに?
とまたクエスチョンマークから始まった第三作。
本所深川で疱瘡が流行している。器量定めとも言われた病であるから、
若い娘たちは気が気ではない。
疱瘡地蔵にお参りし、何とか難を逃れようとする者も多いのだが、
その周辺で若い娘が姿を消す事件が相次いだ。
それも当時の適齢期を逃した20歳すぎの娘ばかりである。
本所深川の男たちは交代で見回りをすることにした。
そこで怪しげな小袖を見つけた周吉だったが、なんとそれは
徳川秀忠の正室・お江の方の亡霊であるらしい。
周吉はお琴と想いあっているのだが、なかなか進展しない。
やきもきした店の主人はお琴に見合いをさせることにした。
桜が満開の河辺の道を、美しく装った娘たちが歩く。
それとなく姿かたちを見定めて、気に入った娘に男は扇子を投げ、
それにこたえる娘はそれを拾って男に届けるという。
何とも優雅でなんとものどかなお見合いである。
おくての周吉と、そろそろ行き遅れのうわさも立ち始める年頃のお琴。
まわりの者たちもハラハラと見守っているのに、煮え切らない周吉が
何ともじれったい。
軽々しいタイトルだが、なかなかの読み応え。
キャラクターへの思い入れも深まってきて、先がますます楽しみだ。
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