かたつむり・つれづれ

アズワンコミュニテイ暮らし みやちまさゆき

思春期、孫娘の誕生会

2018-01-25 09:54:18 | 家族あれやこれや

 

 

寒波に日本は覆われつつある。

1月23日は孫娘、高校1年の最後の誕生日だ。

妻から、「今日は、ふゆの誕生日だわ」

忘れていた。いつもなら、何日か前から、何かしてあげたい

気持ちになるのに。

 

昼すぎ、娘がわが家にやってきて、炊飯器とすし桶ないかな、と

いう。

娘は、同じマンションの3階、昨年12月、引っ越してきた。

高1の娘と小6の男の子には、いままでのアパートでは、少し

窮屈になってきたためらしい。

娘は「今日は、大阪からパパが来るから、自分ところで、誕生会

するよ。手巻き寿司にするわ・・」

 

ここ2年ほど、大阪のパパが、娘とは離婚しているが、孫の入学・

卒業、運動会、誕生日、足しげく通ってくるようになっている。

娘も、以前はパパが来るときは、子どもには会わせるが、自分は

そのとき、別のところに離れていた。

それが、この数年のうちに、娘と元夫は気持ちの上で、突っ張る

感じが消えて、元夫とみんなでご飯を食べたり、出かけたり

最近では子どもたちと、泊っていっている。

娘も当たり前に受け入れている。

正月休みや夏休みには、大阪のパパのところにでかける。

孫だけで送り出しているときもあったが、いまは娘も一緒に

行っている。

 

この数年で、何かがあったんじゃないか?

訳を詮索しても、「そうか、それだ」と決められるものは

ないように思う。

それでも、アズワンの暮らしにずいぶん助けられてきた思う。

孫たちはパパがくると、甘え放題に甘えている。

そんなことが出来るようになってから、子どもたちが落ち着いて

きたと感じると、娘から聞いた。

たしかに、孫娘にしても、言葉にはならない自分の気持ちを

ママにまともにぶつけてくるようになったみたい。

長く学校に行っていなかった小6の男の子も学校に行きはじめ

仲間(女の子が多いみたいだけど)当たり前に暮らしている。

ママが心から甘えられる存在に変わったのかな。

それまで、子育てに頑張ってきたのかなあ。

 

 

誕生会は、ジジ・ババ抜きである。

いいなあ、と思っている。

それでも、孫娘ふゆに、ジジの気持ちを伝えたくなり

手紙を書いた。

 

「ふゆへ

 誕生日おめでとう!

 もう今度は高校2年になるんだね。

 これまでの、ふゆの成長ぶりを思い浮かべてみると、つい一人で

 ほのぼのとした気持ちになります。

 

 病院に見舞いに来てくれたり、我が家にトイレとか言って、顔を見せ、

 にっこりしたら、おじいちゃんは気持ち弾みます。身体もシャッキって

 する感じだよ。

 

 先週の金曜、夕食のとき、ふゆ宛の宅配便が届いたね。

 ママと名古屋のデパートでやっていた、プロやアマの手作りの工芸展に

 出かけて、「どうしても、ほしい」というメリーゴーランドの作品を、

 そのときはないので、作者のご夫婦が風友のために作って送ってくれた

んだよね。

プロの人ではないらしいけど、丁寧に精巧に組み立てられたメリーゴーランド

は、作者の気持ちが伝わってくる芸術作品だったよね。

作者からのお手紙も入っていて、ふゆのために、非売品だけどとことわって、

精巧な掘り込みが入ったペンダント?も同封されていたね。

 

おじいちゃんはちょっと感動したよ。

精魂こめて作った作者と、それを言葉に出来なくても感受したこころが

つながったんだ、とおもったんだ。

こころは、目で見えない、触れてみることができない、でも。そのとき

実際にあったのは、こころとこころの交流だったんではないか。

こういうものは、お金でははかれないもんだと思った。

 

これから、こういう体験をしながら、人の気持ちが素直に感じとれるよう

葉を伸ばし、蕾をつけ、花を咲かせてほしいなあ。」

 

 

 

          2018年1月23日

           ジジ

 

言葉が踊っている感じもするけど、それが出てくる気持ちがあるように

思う。

孫娘がどう受け取ったかは分からない。

本人自身も、言葉には成らないんじゃないかなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 


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