かたつむり・つれづれ

アズワンコミュニテイ暮らし みやちまさゆき

おむすび弁当

2017-10-09 10:48:31 | 家族あれやこれや

今朝は小雨がパラついていた。肌寒さをある。

起きぬけの散歩に出かける。

アズワンハウスが、木組みを終えて、屋根の形も見えて来た。

ここでは、サイエンズメソッドを学ぶ人たちの拠点になっていく。

近所を一周したところで、娘のアパートに立ち寄る。7時過ぎ。

孫のふゆと娘が朝ご飯を終えたところだった。

晴空は、まだ寝ている。

 

「きのう、野登山に遠足に行ってきたんだ」

「わあ、そんなときは、わたしにも声かけてほしいなあ」

「そうか」

いつも、行けるとはかぎらないけど。きのうは、若い

お母さんたちと一日洒落たカフェでしゃべっていたの」


「コーヒー淹れてもらおうかな」とぼく。

「そうね、だったら私も飲もう」と娘。

 

 孫に聞く。

「ふゆは、きょう部活はないんかい?」とぼく。

「うん、きょうは学校で友だちと勉強するの」と孫。

「そりゃあ、おどろいた。学校開いているのかい?」

「うん、前もって、先生に言っておくと入れてくれるの」

どうも、二人だけで勉強するという。

聞けば、相方の女子は、双子で、机が向かい合わせで、

気が散って勉強がはかどらないとか。

 

「ねえ、お弁当つくってえ」とふゆが母に突然、お願い。

「いいよ、どんなにする?」

「おむすび」

見ていると、娘は残りご飯を出してきて、レンジに入れる。

 

「ねえ、来て!きて!」と孫の部屋から呼び声。

「なーに」娘はごく自然にダイニングから孫の部屋へ。

しばらくして、戻ってきた娘、「羽蟻がいっぱい湧いていた」

このボロアパートでは、詮ないことか。

 

娘とコーヒーを飲んでいたら、孫がダイニングにやってきて、

ポットにコーヒーを入れて、娘に”申しつける”

「いいよ、足りなかったらお母さんのも足すよ」ポットに

カップのコーヒーを注いだ。

「ぼくも」と、ジジがポットの口へカップを持っていったら、

「こぼすよ、こぼすよ」と囃す。実際、こぼした。

牛乳もいれて、氷も入れてアイスコーヒーにするらしい。

「そんなら、砂糖いれる?」娘。

「うん」と2匙いれる。

「これでいいかな?」

「じゃあ、ちょっと味見して」

「わあ、甘いかな」

娘も、味見。「うん、いいんじゃない」

 

「お母さん、いつおむすび作ってくれるの?」

「ああそうだった、いつも返事はいいんだけど、忘れて

叱られるんだ」

レンジで温めたご飯を出してきて、「これぐらいでいい?」

「あのね、それを8つに握ってくれない?」

「ええ、8つにしたら、握れないよ」

「だったら、6つ」

「せいぜい、4つに分けるなら出来るよ」

孫がどうしてそんなに小さいやつがいいのかわからなかったが

何か可愛かった。

 

娘は、冷蔵庫から梅干、塩こんぶ、おかかを出してきた。

流しにぶら下げてある小さいボールを並べて、ご飯を2つに

分けた。

一つのボールには、梅干とおかかを入れて、混ぜ、しょうゆ

を少し垂らした。もう一つには、塩こんぶを入れて混ぜた。

「入れすぎたかな」と味見。「いやうまい」

混ぜたご飯を4つに分け、それぞれ海苔をまいて、サランラップ

被せて丸めていった。

それを、お弁当箱に入れる。

「お弁当箱、こんなに小さいのよ」と見せてくれた。

そこに、おむすびを4つ入れた。

それを見て、胡瓜を出してきた、おむすびの間に差し込んだ。

こんどは、ミニトマトを出してきて、やはり詰込んだ。

「よし、よし」と言う感じだった。

 

一部始終に立会いながら、日常の何気ないやりとりにも

いろいろな気持ちのいきかっているんだなあ、と味わった。

外に出た。

小雨がしみじみ降っていた。

 

 

 

 

 


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