山スキーと山歩き みやぶろぐ

山スキーと登山など、きままに書いてみます

スバリ岳

2017-07-12 | 2016-17山スキー
山域山名:北アルプス・針ノ木雪渓、スバリ岳(長野県)
期  日:2017年6月4日(日)
参 加 者:みやぶー、キム兄
行動記録:扇沢1420m(6:45)→針ノ木雪渓末端1650m(7:40/7:50)→マヤクボ沢2300m(9:15/9:30)→マヤクボコル2670m(10:25/10:40)→スバリ岳2732m(11:15/12:15)~針ノ木雪渓末端(2:45/13:00)→扇沢(13:30)
<天候:曇り時々晴れ、一時小雪>

今シーズン3度ご一緒したチチビアンチームリーダーのキム兄をお誘いして、氏の滑り納めを飾ろうと針ノ木雪渓を案内してきました。

麓の大町は初夏、山はまだまだ春の装い。一昨日から季節はずれの寒気が入って、稜線は20㎝以上の新雪が積もったらしい。




今日は早くから駐車場がいっぱい。




針ノ木岳の山開き、慎太郎祭の日だった。




6月に入ったのに、作業道に入ってすぐに残雪の固まり。




右岸側の道を歩いて雪渓末端へ。




雪渓にもちゃんと目印が立てられていた。




‘山を想えば人恋し、人を想えば心恋し’…う~ん、まだまだ修行が足りない。。




いっしょに修行を重ねましょう(笑)




新雪が積もったマヤクボ沢に入る。




坪足登山者は峠を目指す。







小雪が舞い、寒風が吹き下ろして冬に逆戻りした感じだ。







マヤクボコルへ。




スバリ岳への縦走路を登る。




ガスが取れて目指すスバリ岳山頂が見えた。




最高だ。




6月にエビの尻尾。初めて見た。




スバリ岳山頂へ。







雪渓までダイレクトに落ちる東面は次回にトライしよう。




キム兄、春の北アルプスの頂きでご満悦。




南峰直下で滑降準備。




この斜面を落ちよう。




急斜面にエントリー。








吹きだまりは新雪30㎝。




雪渓は蟻の行列。




季節はずれのパウダーにボーダーキム兄はキレキレ。
















20年以上毎年のようにこの時期に来ているが、最高の条件ですよ。







キム兄、大満足の滑り納めでした(完)







山麓はポカポカ。あと何回滑れるか。





白毛門

2017-07-09 | 2017山登り
山域山名:谷川連峰・白毛門(群馬県)
期  日:2017年7月9日(日)
参 加 者:みやぶー(単独)
行動記録:土合690m(4:28)→松ノ木沢ノ頭1484m(5:45/5:48)→白毛門1720m(6:15/6:35)→松ノ木沢の頭1484m(7:05)→土合690m(8:12)
<天候:晴れ>

今週から夏山にスイッチ。寡雪だった昨シーズンより1ヶ月遅くなった。
いつもどおり、初日は体力チェックも兼ねた白毛門で体力トレーニング。

日の出ともに土合を出発。




梅雨明け前だが、異常な蒸し暑さと無風で汗びっしょりになって松ノ木沢の頭へ。




白毛門まで1時間47分でした。昨年と1,2分も変わらかった。50のオジサンとしては早い方でしょう。







下りも暑さ地獄。先週までの山スキーではありえないシチュエーションに体がついていかない。馬蹄形縦走パーティが何組かいたが、この暑さでは御免だ。




下山後の湯テルメ一番風呂で生き返りました。




白馬岳②(清水谷&鑓沢&鑓温泉)

2017-07-06 | 2016-17山スキー
山域山名:北アルプス・白馬岳、旭岳、鑓ヶ岳(長野県、富山県)
期  日:2017年5月28日(日)~29日(月)
参 加 者:みやぶー(単独)
行動記録:
5/29 白馬山荘→白馬岳2933m~白馬山荘(7:20)→清水谷滑降2300m(7:45/7:55)→2670m(8:35/8:45)→鑓ヶ岳2903m(10:05/10:20)~鑓沢滑降~鑓温泉2030m(10:45/入浴/12:15)~湯ノ入沢1590m(12:20/12:30)→小日向コル1824m(12:55/13:25)~猿倉台地1410m(13:55/14:05)→猿倉1230m(14:25)
<天候:曇り後晴れ>

快晴の朝を迎える。













朝食後に空身で白馬岳山頂に向かう。







残雪期に賑わった白馬岳主稜の雪庇も崩壊が始まった。




稜線は立っているのがやっとの強風だった。




小屋に戻って清水谷滑降へ。縦溝ひどくしかも冷え込みでカチカチ。転倒しないで滑るのがやっと。




上空はさらに風が強まったようだ。




この斜面を滑れば清水谷右俣へ。




ここに降りるのは3回目。




S字は完全に雪割れ。




右岸側の藪を漕いで雪上に上がる。




これでシールで行ける。




2450mのU字雪城。いつもこれを見るのが楽しみ。







壁を登って台地状に上がる。




目指す白馬鑓北面斜面。




雲行きが怪しくなってきた。今年は強風が多かったのか、山頂直下斜面の雪壁が大きくて突破が大変だった。




小屋でいっしょだった女性4人とガイドパーティ。




烈風の白馬鑓ヶ岳山頂。装備を飛ばされないようにするのが精一杯、展望を楽しむ余裕もなし。




昨年ドロップした中央ルンゼ。ノドはどうなっているのだろうか。




今日はメローな鑓沢にエントリー。




清水谷よりはよかった(程度)。




縦溝が顕著で快適とは言い難かった。







鑓温泉が見えた。ここまで下りると、さっきの強風がうそのようにポカポカ。




湯加減もベストで、超超~極楽。山ヤだけの天国。




ガイドパーティも到着。彼女らはこれをとても楽しみにしていた。




なぜか温泉下斜面が一番フラットで快適な滑りでした。




中央ルンゼを見上げる。大きなスラフ道ができていた。通過はどうでしょう。




シールで小日向コルに登り返し。




あとはこの斜面を滑るのみ。







すっかり新緑の盛り。




根性で最後の雪が切れるまで滑る。




夏道を歩いて猿倉に下山。




雪もたっぷり、天気も安定する5月後半はシーズン最後の山スキーツアーに最適です。




代掻き馬も姿を現し、白馬山麓では田植えが始まっていました。





白馬岳①(旭岳北面)

2017-07-04 | 2016-17山スキー
山域山名:北アルプス・白馬岳、旭岳、鑓ヶ岳(長野県、富山県)
期  日:2017年5月28日(日)~29日(月)
参 加 者:みやぶー(単独)
行動記録:
5/28 猿倉1230m(8:35)→白馬尻1500m(9:15/9:20)→大雪渓2250m(11:00/11:10)→白馬山荘2840m(12:50/13:45)~コル2710m(13:55/14:00)→旭岳2867m(14:30/14:55)~北面滑降~柳又谷2470m(15:05/15:20)→白馬山荘(16:15)
<天候:晴れ時々曇り>

5月最終週は久しぶりに白馬山荘泊でのんびりと白馬岳周辺を滑ろうというプラン。

雪解けが進んで林道の雪は消えた。




長走沢に架けられた橋。




5月末というのに金山沢も本流もまだ雪で埋まっていた。ほんと、今年の残雪は非常に多い。




白馬尻小屋はこれから組み立て作業。




大雪渓は青空がよく似合う。




まだ、夏道も出ていない。




晩春の白馬は雪も緩んで日差しもまぶしい。







まだ、ちらほら山スキーヤーの姿も見かける。







ひとまず白馬山荘へ。




本日一番目の受付で、もっともいい場所にある個室に案内されました。先週の槍もそうだったが、予約なしでも端境期の日曜泊は特典が多い。




午後は白馬旭岳に向かう。




クラックが大きそうなので中央ルンゼはパス。




旭岳山頂。




魅力的だが今日は自重しましょう。




雷鳥もお出迎え。




北面にエントリー。




大斜面にお絵かき。




下部は立溝がひどかった。




柳又谷カールから登り返す。




カールの奥に鉢ヶ岳。




このすぐ下で流水を踏み抜きヒヤッとしたが最後まで詰める。




ご褒美。




まだ陽は高い。




今日の宿泊者はこれだけ。




なんて贅沢な。しかも個室を一人で独占。




白馬山荘の夕食。




食事のあとは夕焼けをのんびりと。










富山湾、能登半島に沈む夕陽。素晴らしかった。




富山の夜景を眺めてから就寝。




明日は清水谷滑降から白馬鑓ヶ岳、鑓温泉へ向かいます。



富士山(白草流し)<2016/17シーズン終了>

2017-07-02 | 2016-17山スキー
山域山名:富士山(山梨県)
期  日:2017年7月2日(日)
参 加 者:みやぶー(単独)
行動記録:御庭2250m(7:05)→お中道→白草流し雪渓末端2700m(8:15/8:35)→3510m(11:00/11:15)~雪渓末端(11:45/12:10)→御庭(12:50)
<天候:曇り>

シーズン最後は久しぶりに富士山に出掛けました。

天候回復が遅れていそうで、まだ厚い傘雲に覆われている。雲で上部が見えないが雪がない?




富士山は昨日が山開きで5合目はごった返しているだろう。
最近のBCブーム富士山人気による人混みと、あれやこれや言われるのが嫌なので世界遺産騒ぎがあって以降は吉田口や静岡県側から登っていない。

今日はそんな喧噪と無縁の、御庭から白草流れルートで山頂を目指す。




2014年6月末に来たときは、2450mのここからスキーを履けたのだが。




今日は2700mが雪渓末端。




この先が一番狭く滝があるノド。




今年剥がれたか。こんなのが飛んで来たら恐ろしい。




2850mの滝。




右のナメが滝となっている。




3100m地点。ひたすらアイゼンで登っていく。




本栖湖と南アルプス。







雪面はクラック多数と凸凹。




強風と視界が悪くなったので3510mまで。この先で左側の斜面に乗り換えるのだが、今日はつながっていないだろう。




いざ、最後の滑降へ。




まぁ、こんなもんでしょう。




富士山は高度感があるね。







この時期はスプーンカット上の氷に引っ掛けないように滑るべし。




砂の上も滑る(泣)




これで滑降終了。




長いシーズン、よく頑張ってくれました。




白草流しと刻んだシュプール。




あとは砂礫斜面をお中道まで下山。




お中道まで下りたらガスが取れた。今日は岩陰が最高到達点でした。







今シーズンはこれで終了。

山スキー日数は55日、今までで一番でした。

何より、事故なく怪我なく終えられてよかったです。

まだ、詳細報告アップが完了してませんので少しづつ頑張ります(笑)