山域山名:裏岩手・八幡平、畚岳、嶮岨森、大深岳、大白森、乳頭山、笊森山、秋田駒ヶ岳(岩手県、秋田県)
期 日:2014年9月12(金)~15日(月)
参 加 者:みやぶー、こまっぴー、きむてつ
行動記録:
9/12 大宮駅(6:58)=盛岡駅(8:45/9:42)=八幡平レストハウス(11:30/13:15)~八幡平(13:45/13:50)~陵雲荘(14:00)
<天候:曇り時々雷雨>
岩手山の奥に延々と連なる、八幡平から秋田駒ヶ岳までの県境稜線を歩いて来ました。
入山口の八幡平と下山する乳頭温泉は離れているので、今回はめずらしく新幹線「はやぶさ1号」で盛岡へ向かう。
大宮から盛岡までたった2時間足らず…、圧倒的に早い。
盛岡駅前を買い物諸々で徘徊して、八幡平行きの路線バスに乗る。
麓からは岩手山も見えていたが、アスピーテラインに入ると雲行きが怪しくなり、山の上は冷たい雨が降っていた…。
登り出しからいきなり濡れるのは勘弁なので、茶臼山に登るプランは諦めてそのまま終点の八幡平まで乗車。
暖房が効いたレストハウスで、雨が上がるまでしばし待機。
その雨も1時間ほどで上がり青空が。
岩手山も姿を現す。
今日は今秋初めての寒気南下で大気が不安定。雨が止んでいるうちに歩いてしまおう。
八幡平山頂にあった展望台は、老朽化のため立て替え中だった。
まずは最初ピークの八幡平にて。(夏はあまりにも簡単過ぎだが…)
ガマ沼と岩手山。
八幡沼と今宵の宿となる陵雲荘。小屋に着いた直後に、再び土砂降りとなった。
にわか雨が降ったり、晴れたりと、今日はめまぐるしく天気が変わった。
建て変わる前の陵雲荘には25年ほど前に来たことがある。岩手側から秋田側の後生掛温泉へ、厳冬期に山スキーで横断したが、ホワイトアウトで小屋が見つけた時はホッとした記憶がある。平坦な地形の八幡平は、真冬になると恐ろしいほどに厳しい。
やることないので小屋で飲んでいたら、さっきまで雨宿りしていた女性がわざわざ戻ってきて、「きれいな虹が架かってますよ~」と教えてくれたので、ダッシュで外に出てみたら虹の桟が架かっていた。初日から「絵のような」素晴らしい景色に感動しました。
陵雲荘は新しく手入れも行き届いて、避難小屋とは思えないほどきれい。今宵は貸し切り。
陵雲荘の夕焼け。
温かいランタンの明かりで、明日からのルートを確認して就寝。
9/13 陵雲荘(6:10)~八幡平レストハウス(6:30/6:50)~畚岳(7:30/7:40)~諸桧岳(8:30)~嶮岨森(9:55/10:05)~大深山荘(10:45/水場往復&昼食/11:40)~大深岳(12:10/12:20)~1283(13:45/13:55)~八瀬森山荘(15:15)
<天候:晴れ時々曇り>
予報では時雨だったが、夜明け前にはすっきりと晴れた。気温6℃、とても寒い。
朝霧のなか出発。
朝陽と雲海と秀峰岩手山。これ以上ない構図。
縦走路はいったん車道を歩く。
畚岳は裏岩手縦走路でも一番よく目立つ。
縦走路入り口の案内図。一般的には裏岩手縦走コースの終点はやっぱり岩手山となるようだ。
いよいよ縦走路スタートだ。
眺めがとてもいい畚岳。
岩手山を正面に、遠くの高みがこれから目指す大深岳。
雲がかかる最低鞍部が今日の目的地の八瀬森。いや~長い。
こんな平坦なピークがいつくも続く。
前諸桧から嶮岨森、大深岳へ向かって南下する。
稜線東側にたたずむ鏡沼。紅葉の時期を見てみたい。
こんな沼が縦走路の至る所に散りばめられている。
開けた頂きの嶮岨森。
前諸桧を振り返る。
ログハウスのような大深山荘。ここにも泊まってみたい。
源太方面に下りた湿原で水を補給。
岩手山も大きくなった。
大深岳は意外や展望なし。
ここまですれ違った登山者は、連休なのに3パーティほどと驚くほど静か。北東北の山々はこんなもんなのだろう。
縦走路も秋色になり始め。
源太ヶ岳と湯ノ沢源頭。松川温泉を中心にするこのエリアは、正月明けに5年ほど通い続けているお気に入りの山域。
関東森分岐。
ここで三ツ石山へ向かう縦走路と分かれる。手前の小畚山は今年1月に烈風のなか登頂した。
関東森への縦走路は途端に細くなる。
明るい湿原がいくつも現れる。
八瀬森山荘下の大場谷池。花のシーズンは見事だろう。
八瀬森山荘。トイレは壊れて使えませんでした。
近くを流れる湧水で水を補給。
今宵もなぜか貸し切りだった。
八幡平陵雲荘から八瀬森山荘までは距離20.1㎞、累積標高差は1250mだった。