山スキーと山歩き みやぶろぐ

山スキーと登山など、きままに書いてみます

大雲海の西大巓&雨の鬼面山

2013-01-08 | 2012-13山スキー

山域山名:吾妻連峰・西大巓、安達太良山系・鬼面山(福島県)
期日参加者:西大巓…12/29(土) みやぶー、きむてつ
           鬼面山…12/30(日) みやぶー、きむてつ、とよちー

行動記録:
12/29 行田(6:00)=グランデコスキー場(9:50)=スキー場TOP1570m(11:15)→1850m(12:10/12:25)→西大巓1981m(12:40/昼食/13:25)~西斜面滑降→西大巓(14:10)~スキー場(14:40)=野地温泉

<天候:中腹以下は曇り、1700mから上部は快晴>
年末帰省のピークのはずだったが、東北道はほとんと混雑することなく会津へ。グランデコスキー場の駐車場は久しぶりに見るほどの車、ゴンドラ待ちも10分ほどで、さすが正月休みか。

スキー場TOPでシールを付けて出発。

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深い霧のなか、オオシラビソの森を進む。

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ラッセルは脛程度で、休日なのに先行者はいないのか?…と思ったら途中でトレースに合流した。西側のリフトからきたものだろうか?

標高を上げていくについれて、雲が薄くなってきた。

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ついに雲の上に出た。
振り向けば雲海の上に三角錐の磐梯山。

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その奥には尾瀬から南会津、越後の山々がずらり。

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雲海上は快晴、100%日射を浴び始めたら途端に暑くなったのでたまらずヤッケを脱ぐ。
気温4℃、真冬の2000mとは思えないほどの気温だ。

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樹氷原のなかを登る。

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素晴らしい。

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西大巓山頂からの大展望。西吾妻山への稜線、西吾妻小屋もはっきり見える。

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中吾妻と東吾妻山。

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安達太良山。

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大雲海に浮かぶ磐梯山。

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巨大な飯豊連峰。

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朝日連峰。

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月山と鳥海山まで見えた。

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大展望を満喫したら、山頂直下東側に拡がる無木立の斜面を1本滑ろう。「ヤッホー」と飛び込む。粉雪は意外といい状態で楽しい滑りだった。

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樹林帯手前でシールを付けて登り返し。

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山頂にはいかず登路の尾根にトラバースで上がる。
雲海はちょうど1600mほどで、北には動いているが完全に安定している。下山後のスキー場ベースの気温が0℃だったので、上層と下層との気温が逆転していた。寒気を伴わない暖かい空気を引き寄せた低気圧が通過し、雪が積もった山麓には冷気がとどまったための現象だろう。

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2本目は雲海上の磐梯山に向かってGo!最高だ。

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大満足の1日だった。

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樹林帯に入ってからは迷路スキーで標高を下げる。
日射で樹氷も溶けかかっていた。

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スキー場上は曇天で気温が上がらずにまた雪質もUP。最後までパウダーを楽しんで下山しました。


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夕暮れの野地へ。

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12/30 野地温泉1180m(8:55)→野地裏稜線1300m(9:20/9:25)→旧土湯峠1272m(9:35)→鬼面山1481m(10:25/10:30)→野地裏稜線1300m(11:15/11:40)~野地温泉1180m(11:55)

<天候:朝曇り、のち雨>
年末恒例の安達太良山鬼面山。11月からの寒波で野地温泉裏のブナ林にも1m以上の雪が積もっていた。しかし今日は真冬の滅多にないはずの小雨が降っている。

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それでも鬼面山を目指す。

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最近は稜線まで藪に苦労するのだが、今年はほとんど雪の下で快調に稜線へ。
村越先生の樹に挨拶をし、先を急ぐ。

樹林を下って送電線走る旧土湯峠へ。

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霧雨でまったく視界はない。峠から夏道のつづら折れを登るが、いつもスキーを脱ぐ場所も灌木帯の雪を拾ってスキーで突破。

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夏道を外さずないようにスキーで登って、最後の30mは岩が露出しているのでスキーをデポして坪足で山頂へ。

気温2℃、雨が降って寒いだけの鬼面山頂だ。

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記念写真を撮ってそそくさと下山開始。

往路を戻って、再び村越先生の樹へ。福田先輩が置いていってくれた線香を立てて合掌。(雨で火がつかなかった…)
エビスを先生といっしょに飲む。

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たっぷり水分を含んだ雪を滑って野地温泉へ下山。

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ヤッケもザックもびしょ濡れだった。

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夜にはいつもの熊高山岳部OB連中が野地に集って、飲んで飲んで、2012年を締めくくりました。

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野地温泉ホテルには、村越先生の写真が飾られています。
‘インドヒマラヤで撮った「キンノールの女性」’

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