山スキーと山歩き みやぶろぐ

山スキーと登山など、きままに書いてみます

中央アルプス三沢岳カール&宝剣岳三ノ沢

2013-05-20 | 2012-13山スキー

山域山名:中央アルプス・三沢岳、宝剣岳(長野県)
期  日:2013年5月17日(金)
参 加 者:みやぶー、ふくせんぱい
行動記録:北本(3:45)=菅の台P(6:30/7:15)=しらび平(7:45/8:00=千畳敷2640m(8:07/8:50)→極楽平2830m(9:15)→三沢岳宝剣岳分岐(9:30/9:50)→伊奈川源頭2550m(10:00/10:10)→三ノ沢岳2846m(11:20/12:00)~三ノ沢カール~伊奈川源頭2520m(12:15/12:25)→分岐(13:30/13:40)→宝剣岳2931m(14:05/14:15)→分岐(14:40/15:00)~宝剣岳三ノ沢滑降~千畳敷(15:05)
<天候:快晴>

快晴が約束された絶好の1日、白馬岳か富士山にしようか迷ったが、まだ山スキーで行ったことのなかった中央アルプスに向かった。

自宅から駒ヶ根まで2時間40分、圏央道の恩恵はすごい。(高速料金は6500円×0.5深夜割)
駒ヶ根インターを出て千畳敷を見上げる。まだ雪はたっぷりある。


Imgp2190_2


菅の台バス停から始発バスに乗ったのは、たったの10人だけ。うちスキーは5人とあまりの閑散に拍子抜け。

Imgp2191_2


千畳敷ロープウェーはとっても速い。

Imgp2196_2


中御所谷にある2250m滝は完全に割れていた。

Imgp2197_2


約7分で雪世界に運んでくれる。バスロープウェー代往復3800円を高いと思うか、安いと思うか。

Imgp2198_2


振り返ると南アルプス全山がズラリ。

Imgp2201_2


スニーカーから兼用靴に履き替えて千畳敷を出発。

Imgp2211_2


駒ヶ岳神社の脇から、まずは極楽平を目指す。

Imgp2204_2


アイゼンを履いての急斜面ハイクアップ。今日は楽勝だが、強風や視界がなかったら、そう簡単ではないだろう。

Imgp2214_2


極楽平に到着。稜線の雪はすっかり消えている。

Imgp2219_2


駒ヶ根盆地は田植えのシーズンで、里では水の季節になった。
仙丈から白嶺三山、塩見岳、奥には富士山。

Imgp2225_2


荒川三山、赤石岳、聖岳、さらに南には上河内岳と光岳。
南アルプスで一番雪が積もるのは荒川岳から聖岳あたりのようだ。降雪のほとんどが南岸低気圧によるものだからだろう。

Imgp2224_2


稜線は出来るだけ雪上を行く。

Imgp2229_2


中央アルプスの美しい縦走路。

Imgp2240_2


ピラミダルな三ノ沢岳。あの斜面を滑れると思うとわくわくする。

Imgp2237_2


西には、霊峰・御嶽山。

Imgp2230_2


まずは1本目。稜線から伊奈川源頭斜面を滑る。

Imgp2249_2


正面には三ノ沢岳の素晴らしいロケーション。

Imgp2247_2


伊奈川源頭はなるほど「西千畳敷」と呼ばれているらしい。

Imgp2254_2


2620m小尾根にて。

Imgp2256_2


小尾根を越えて2570mまで滑る。

Imgp2258_2


檜尾岳から熊沢岳に続く美しい稜線。

Imgp2259_2


沢底からスキーを担いで登行開始。
美しい三ノ沢カール。

Imgp2262_2


西千畳敷をバックに三ノ沢カールを登る。

Imgp2266_2


カールから稜線に上がり一歩一歩登る。

Imgp2270_2


乗鞍岳も雪が多い。

Imgp2276_2


三ノ沢岳山頂と飛行機雲。
羽田から関西に向かう航路になっているようだ。

Imgp2281_2


ニセピークから細い稜線を登る。

Imgp2293_2


山頂はドーム状だ。

Imgp2294_2


三ノ沢岳山頂から伊奈川へ落ちる東斜面は特大バーン。
これを見てしまったら、次回はこれを狙わずにはいられない。

Imgp2300_2


三ノ沢岳山頂にて。

Imgp2304_2


三角点はドームより少し降りたところにあった。

Imgp2306_2


主稜線から外れた三ノ沢岳はまさしく中央アルプスの大展望台。
木曽前岳、木曽駒ヶ岳、中岳、宝剣岳。西面の落ちる沢は滑川源頭の谷。

Imgp2311_2


檜尾岳、熊沢岳、空木岳、南駒ヶ岳、越百山。夏に縦走したのでなつかしい。

Imgp2317_2


御岳山麓、木曽川流域もまばゆい新緑の季節。

Imgp2324_2


大桑村の中山道野尻宿あたりだろうか。

Imgp2321_2


槍穂高連峰と常念岳、大天井岳、一番奥は後立山連峰。こんな角度で見えるのか。

Imgp2303_2


無風の山頂でくつろぐ。春山はのんびりしてしまう。

Imgp2323_2


いざ、三ノ沢カールへ。

Imgp2332_2


最高です。

Imgp2339_2


2段目のモレーンを滑ってトラバース。

Imgp2344_2


2530mまで滑ってから、伊奈川源頭斜面の登り返し。

Imgp2347_2


登り返しはあの稜線まで。

Imgp2348_2


天を突くような三ノ沢岳をバックに。

Imgp2350_2


暑く辛い登り返しだが、雄大な光景が楽しませてくれた。

Imgp2351_2


稜線に登り上げると、目前には宝剣岳がとても近い。

Imgp2360_2


時間もあるので、分岐にザックをデポして宝剣岳を目指す。

Imgp2363_2



鎖場を何カ所も通過。兼用靴は自由が効かず、しんどい。

Imgp2364_2


宝剣岳山頂。

Imgp2368_2


反対側を見ると、宝剣山荘がすぐそこに見える。

Imgp2370_2


眼下には千畳敷カールと南アルプス。

Imgp2374_2


南へ続く稜線。雪上にデポしたザックがよく見える。

Imgp2375_2


さっきまでいた三ノ沢岳。格好いい山だ。

Imgp2377_2


デポ地まで戻って、いざ千畳敷へ~~。

Imgp2382_2


二ノ沢より、明るく開放的な三ノ沢を滑降することにした。

Imgp2384_2


出だしはMax40度+の急斜面。

Imgp2385_2


雪質は柔らかめのザラメ。

Imgp2389_2


落ちるようにショートターンで滑る。

Imgp2390_2


思わずバンザーイ!

Imgp2397_2


下部のインゼルは雪面がきれいなスキーヤーズレフトを滑る。

Imgp2399_2


千畳敷から三ノ沢を見上げる。

Imgp2401_2


千畳敷カールにはスキーヤーのためのロープトーが設置されている。
正面の大きな沢が二ノ沢、三ノ沢は右側の岩峰の向こう側。

Imgp2417_2


千畳敷ホテル。

Imgp2425_2


宝剣岳と乗越浄土。
ロープウェーの待ち時間の間、のんびりとこの景色を眺めた。

Imgp2427_2


16:00発のロープウェーで下山。

Imgp2431_2


菅の台に戻って、早太郎温泉こまくさの湯へ。
駒ヶ根に来たら、ソースカツ丼を食べずに帰れない。
地元のおばちゃんにお勧めの店を聞いたら、絶対に「きらく」と「ガロ」の2軒だよと。
それではと、こまくさの湯から歩いていける「ガロ」へ向かう。

Imgp2439_2


ヒレカツ4枚がそそり立つ形は、まるで宝剣岳。
味もよくこのボリュームで1260円は安い。
週末には行列が出来るらしいが、金曜日の夕方は空いていた。

Imgp2443_2


満腹になって、夕暮れの宝剣岳を見上げる。
最高の天気のなか、楽しい一日だった。

Imgp2448_2




201305bmp


コメントを投稿