山域山名:白馬岳周辺<旭岳・白馬沢右俣>(長野県)
期 日:2014年5月25日(日)
参 加 者:みやぶー、らがー
行動記録:猿倉1230m(6:00)→白馬尻下1430m(6:45/6:55)→大雪渓2300m(8:30/8:40)→2460m(9:00/9:05)→稜線2750m(9:50/10:05)→鞍部(10:10/10:20)→旭岳2867m(10:50/11:25)→北面滑降→柳又谷源頭2430m(11:40/12:15)→三国境直下2650m(12:55/13:05)→小蓮華山稜線2719m西側(13:35/13:55)→白馬沢右俣2000m(14:15/14:20)→白馬尻(14:45/15:00)→猿倉(15:35)
<天候:曇りのち晴れ>
今シーズンは上信越国境と東北方面にずっと通っていたので、やっとこの時期になって初めて北アルプスへ。
林道からの白馬岳東面。代掻き馬もちょうど出てきたところで、稜線の雪は多めか。
林道の雪は長走沢出合から路肩に出てきたが、そのまま歩きで白馬尻まで行く。
対岸の金山沢は流れが出ていて、もう賞味期限は終わりか。
白馬沢出合。こちらはまだまだ十分。
気圧の谷が通過中で稜線は強風模様で、大雪渓にも時々稜線から凄い風が吹き下りてくる。白馬山荘に泊まった人は朝いちでどんどん下山してきた。この風が収まらないと、稜線上の行動は厳しい。
大雪渓にはこの時期としては入山者がいるほうか。岩室までノンストップで行ったので、見えている人はすべて抜いたかも。
岩室でアイゼンに切り替え、小雪渓は再びシールで登行。2500m上は新雪で、5月になっても毎週のように雪が降っている。
心配していた稜線の雲もとれ、強風もほとんどなくなった。あとは稜線を目指すのみ。
稜線でシールオフして旭岳に向けて直滑降。(鞍部まですぐだったので、シール脱着の手間がかかっただけ)
鞍部からシールで登って、急傾斜になった最後の50mは担ぎで。
旭岳山頂。何度か北面を目指したことがあったが、強風や悪天候でこの頂きに立てなかった。
これから東壁を滑って2号雪渓に行かれるEVA父さんと遭遇。
http://yama-ski.at.webry.info/201405/article_6.html
「ブログ拝見してますよ。新潟でよく会うオルとうさんは会の仲間で……」、「あ、そうですか。あのグループは恐ろしく早くて。自分はシルバーだからのんびりと楽しんでます」と言われてましたが、いえいえ(^^;)、先を登られているその健脚には恐れ入りました。
旭岳山頂からの白馬岳は、なかなか重厚感がある。
眼下が東壁の急斜面。次回はここを滑ろう。
大休止のあとは、今日の1本目の旭岳北面にエントリー。
程よく締まったザラメでかっ飛びました。
雪倉岳を正面に。下部は新雪が悪さをして微妙な雪質でした。
北面を滑り降りて、柳又谷源流へ。
三国境下までは、稜線下につながるラインを登った。
小蓮華稜線。三角峰の2719mピーク手前が白馬沢のエントリーポイント。
白馬岳主稜をバックに、いざ白馬沢右俣へ。
稜線下のエントリー斜面は広い広い中斜面バーン。
どんどん沢に吸い込まれていうように。
この辺りが雪質、斜度とも最高でした。
白馬岳山頂と代掻き馬を正面に、テンション上がりまくり。
いつも下から見上げていたお馬さんの胴体と後ろ足。こんな岩だったんだ。
ちょうど胴体の真下へ。なるほど。
のどは、幅20mはあるか。そんな急峻でもない。
のどを抜けたところ。
斜度は緩んで広い沢状斜面へ。
すばらしいスケールだった。
小尾根を挟んで右俣と左俣。左俣のラインを負うが、岩場を抜けるポイントが難しそうでレベルはさらに数段高いか。
大雪渓と杓子尾根。もうみんな下山したようだ。
白馬尻でカモシカのお出迎え。
冷やしておいてピーチゼリーを食べながら。
お馬さんも無事の下山を微笑んでいました(^_^)
大雪渓の奇跡はGPS誤作動です。前もここで同じような症状があったような。
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