山スキーと山歩き みやぶろぐ

山スキーと登山など、きままに書いてみます

燧ヶ岳、一筆書き(御池~燧~ナデッ窪~尾瀬沼オンダシ~硫黄沢~東田代~御池)

2015-06-03 | 2014-15山スキー
山域山名:尾瀬・燧ヶ岳(福島県)
期  日:2015年5月11日(月)
参 加 者:みやぶー(単独)
行動記録:御池1500m(6:50)→熊沢田代1986m(8:20/8:30)→燧ヶ岳俎2346m(9:40)→柴安2356m(10:05/10:50)~ナデッ窪滑降→尾瀬沼1670m(11:25/11:50)→オンダシ沢→1950m(13:10/13:20)→ミノブチ岳2234m(13:40/14:05)~硫黄沢左俣1640m(14:25/14:40)→東田代1819m(15:15/15:40)~車道(15:50/16:00)→御池(16:15)
<天候:快晴>

幾度もトレースしている燧ヶ岳。今回は、御池から俎、柴安に登り、ナデッ窪を滑って尾瀬沼に下りて、再びオンダシ沢からミノブチ岳まで登り返して、燧一番の硫黄沢左俣を滑降、東田代を経由して御池に戻るという、燧一筆書きスキーを完成させました。


今朝の御池は、-2℃と久しぶりの冷え込んだ。




雪解けは異様なペースで進んでいるが、御池の残雪はまだ多い。




広沢田代下斜面も雪の状態はいい。




御池越しに大杉岳。




広沢田代。




熊沢田代の登りから会津駒。




ここまで登ると雪が減って、木道が露出していた。
今冬の尾瀬はここ10年で最も多雪だったが、強風で雪があまり積もらない稜線は春からの高温で一気に融雪が進んで地肌が露出し、中腹の樹林帯はまだ残雪が多いという現象になったのだろう。この傾向は、白馬周辺の北アルプス北部や妙高でも同じだった。




熊沢田代と燧ヶ岳。




熊沢田代からの平ヶ岳、越後三山。




裏燧斜面も雪が少ない。いつもの5月下旬頃の様相。




俎からの尾瀬沼。まだ結氷しているが、東面の硫黄沢源頭斜面は雪が極端に少ない。




今日は気温も低く視界もクリヤー、富士山もクッキリ。




上州武尊の奥に八ヶ岳。




至仏山と柴安。




夏道を下って柴安へ。




柴安の頂き。




遮るものがない絶景。




国境稜線はまだ真っ白。







尾瀬ヶ原全景。あまりに素晴らしい景色に、ちょっとのんびり過ぎてしまった。




では、滑降へ。




下に登山者がいたので、トレースを崩さないように滑降。




意外や南面は雪がべったり。




スキーを脱がずに、




ナデッ窪にエントリー。







中間部からは小枝や石で荒れ気味。




下部は樹林帯に入る。赤ナグレ岳、ミノブチ岳の奥に俎。




尾瀬沼湖畔へ。せっかくなので、沼の水にもタッチ。




オンダシ沢も少し口を開けていた。




オンダシ沢沿いに登り返す。雪がなくなれば、緩やかな流れだろう。




オンダシ沢源頭もなかなかいい斜面だ。




硫黄沢源頭斜面。右が俎だが、雪がない。




ミノブチ岳まで登り上げてから滑降へ。まずは硫黄沢左俣源頭斜面にドロップ。




好斜面がまだまだ続くが、下部には滝があるので右俣に乗り換えなくてはならない。
雪が付いていれば何の問題もないが、雪が消えてブッシュが出まくりの今日はそうはいかない。
目の前の状況と地形図をチェックし、




小尾根を越えて、硫黄沢右俣源頭斜面へ。




完璧なルート取りだった。




硫黄沢右俣へGo。




溝もなく、快適なザラメ。







右俣は3本に分かれているが、




小尾根を越えて、一番北側のラインへ。




下部はさすがに荒れ気味だったが、最高でした。




この小沢を登って東田代へまた登る。




お気に入りの東田代。天国のよう。





今日もがんばったので自分にご褒美。




東田代からは急斜面を滑降。




最後はブナの花粉?油のような成分で板が滑らず真っ黒。




あとは車道を歩いて御池へ。




一筆書き完成。




橅平からの燧。




新緑の盛り。




燧の湯。




風呂で居合わせ高齢の方は、檜枝岐5泊目!うらやましい。




きらら298で仮眠。明日は奥只見の里山ハイクへ。