山域山名:白馬旭岳・裏旭岳レンゲ谷(長野県、富山県)
期 日:2014年6月15日(日)
参 加 者:みやぶー(単独)
行動記録:猿倉1230m(6:10)→白馬尻1500m(6:45/7:05)→大雪渓2310m(8:40/9:00)→2460m(9:25/9:35)→稜線2750m(10:15/10:20)→鞍部(10:25)→旭岳2867m(11:05/11:10)→レンゲ谷源頭2810m(11:20/11:35)~裏旭岳2733m(11:40)~レンゲ谷2330m(11:55/12:20)→レンゲ谷源頭2810m(13:35/13:40)→旭岳2867m(13:50/14:00)~中央ルンゼ滑降~柳又谷源頭2640m(14:10/14:20)→稜線2750m(14:35/15:05)~白馬尻1500m(15:25/15:45)→猿倉1230m(16:15)
<天候:晴れ後時々曇り>
さすがに6月となると、山スキーができる山域が限定される。しかも、山に行ける週末の天候が当たらないとそのまま板納めとなる。
ちょうど梅雨の中休みとなった日曜日、今シーズン2回目の旭岳へ向かった。今回のメインは未踏の旭岳裏側の西面滑降だ。
いつもの場所で仮眠して登山口の猿倉に向かう途中、今日は焼けそうだな?とちょっと寄り道。
道路100選に選ばれている白馬大橋から、朝焼けの白馬三山。
猿倉から白馬尻の景色はすっかり初夏になった。
建設中の白馬尻小屋。大工さんが10人以上は来ていた。
大雪渓。今日は快晴の空が澄みわたる。
いつものペースで大雪渓はノンストップで登る。雪が融けて夏道が出ていた。
避難小屋の屋根も少し顔を出したところ。
稜線まで雪を拾いながら登る。村営小屋下で1カ所切れていた。
稜線からの旭岳。
東面ルンゼを確認する。何とかつながっているが、岩の間は狭くてシュルンドがあるかも。
今年は稜線の残雪が多い。西面にもまだたっぷり。
旭岳山頂に着いてまずは斜面の状況を確認…、やっぱり西面のレンゲ谷へ行こう。
山頂から雪が出てくるまで標高差50mほどガレ場を下る。
手前の細長い稜線が裏旭岳、真ん中のうねったピークが小旭岳、奥の台形状が清水岳。
裏旭岳からの旭岳西面。山頂直下の雪斜面からトラバース気味に裏旭までジェットコースター滑降。
裏旭岳は夏道がしっかり出ていた。遠くは剱立山と毛勝三山。
レンゲ谷源頭部と雪倉朝日。
誰もいない斜面にまっすぐシュプールを付ける。
意外と広い斜面だった。前旭岳と清水岳も近いね。次はあの斜面を行こう。
どこまっでも滑っていきたいが、登り返しがあるので、この壁の下2330mでおしまい。
旭岳山頂までちょうど500mのアルバイト。
レンゲ谷源頭部は、すばらしい斜面だった。5月の定番ルートにしよう。
裏旭岳北面に刻んだシュプール。
シールで旭岳直下まで、あとはガレ場を登って。
再び旭岳山頂へ。
中央ルンゼへGo。
目が眩むほどの急斜面。Max45度はあるか。
ターンしたら大量のスラフが流れていく。止むまでしばし待つ。
中央ルンゼをバックに。
岩の間は急すぎて上から目視が出来なかったので、途中からスキーヤーズライトの大斜面を滑った。ここも最高でした。
下山は小雪渓と大雪渓をのんびりと。
小雪渓は締まった快適ザラメで、斜面の状態はベストでした。
大雪渓はさすがに石を避けながら滑る。でも6月としては、スプーンカットも縦溝も少なく、これまでで一番条件が良かった。
稜線から白馬尻までたった20分ほど。スキーの機動力は凄い。
6月にこれだけ滑れれば言うことなし。旭岳は定番になりそう。
下山後は八方温泉へ。
何と第1郷の湯は立て替えのため、このお風呂の営業は今日で最後でした。
気さくな管理人の方と温泉とスキーなど、ちょっとおしゃべり。
この建物は昭和62年に二股で温泉が見つかってすぐに建てられたとのこと。
地元の方にも愛されたようで、最後だよね、と老夫婦が入りに来たり、近所のお姉さんが管理人に挨拶に来たり。
なかなかいい場面に巡り会えて楽しかった。
ちなみに新しい建物は12月オープンで、現在の3倍ほどの大きさ。
露天風呂からこの絶景が眺められるそうです。