さて、4年後に向けて

男子リレーの銀メダルに1日中、興奮、島岡美延です。
外出先で携帯の画面で見た決勝。
鮮やかなユニホームがジャマイカに次いでゴールする姿がはっきりわかったけれど、叫ぶわけにもいかない状況で…。
体操や卓球の選手たちの帰国も相次いでいます。
競技が終わった直後、メダルをかけられたあと、現地スタジオでの生出演、そして帰国後の記者会見。
締めくくりは必ず「東京につながる」「4年後はもっと強くなる」の言葉。
インタビュアにとって、選手に“今後を誓わせる”のは定番中の定番。
選手たちもそれに応えてくれるけど、「またこの舞台に立つ」困難さは、本人たちが一番知っているはず。
東京五輪は自国開催のため、出場権獲得の苦しさはないとしても、確約されている選手など、誰もいないのが4年間、という時間。
快挙のペアも団体もリレーも、4年前とは違う顔ぶれでした。
リオ五輪をテレビで応援していた小学生が東京五輪に出る可能性大。
年齢と経験を重ねて出る最高の結果もあるでしょう。
会場で観戦したい！

熟年婚活、愛とお金の大問題

シンクロチーム銅メダル、島岡美延です。
マーメイドの復活、おめでとう。
新体操のフェアリーも躍進して。
美しさを磨くのは、若い女性ばかりじゃありません。
映画『後妻業の女（27日公開）』をご紹介します。
熟年婚活が盛んな今、完全に“金目当て”も…？
大竹しのぶが、狙った相手を確実にものにする“後妻のプロ”に。
黒川博行の小説『後妻業』が原作。
結婚相談所主催のパーティで、誰よりも輝いている小夜子。
その魅力に、男たちはイチコロで、彼女は40代から60代の間に、次々と結婚。
9番目の夫となった耕造（津川雅彦）とも、幸せな夫婦生活を送っていた。
2年後、耕造の葬式の場で、彼の娘・朋美（尾野真千子）と尚子（長谷川京子）は、小夜子から遺言公正証書を突き付けられる。
そこには、小夜子が全財産を相続するという驚愕の事実が。
納得できない朋美が調査をすると、小夜子は後妻に入っては財産を奪う「後妻業の女」だった…！
背後で操る結婚相談所所長の柏木（豊川悦司）もさすが。

五輪選手たちは、早くも

表彰台でも涙が止まらない吉田選手、島岡美延です。
試合直後、「申し訳ない、取り返しがつかない」と繰り返しました。
自身の五輪4連覇に加え、日本選手団の主将として、すべての選手の中で、最も重いものを背負って闘った決勝の6分間でした。
私たちは、試合の中継に一喜一憂し、表彰式に胸を熱くします。
でも、365日のうち“ほんの一瞬”のような闘いの舞台にくるまでに、どれほどの日々があるのか。
シンクロデュエット銅メダルの三井選手が語った「毎日が地獄だった」という言葉は、大げさでもなんでもないのでしょう。
そして、五輪を終えたら一息…、という選手ばかりではありません。
水泳の池江選手は、帰国から二日後、初出場のインターハイの50㍍自由形で優勝したことを喜んでいました。
テニスの錦織選手は、銅メダルを取った直後にアメリカに飛び、マスターズ大会出場。初戦は勝って、3回戦で敗退。
4年後の東京五輪への闘いもすでに始まっています。
リオ五輪に出た選手も、出られなかった選手も。

このアニメ、大人も必見

逆転の金メダル2つに興奮、島岡美延です。
レスリング女子の登坂選手、そして伊調選手は史上初の4連覇！
奇跡を信じきる力…、この物語も。
映画『君の名は。（26日公開）』をご紹介します。
次世代の宮崎駿、ポスト細田守と称されるアニメーション映画監督、新海誠。
実写より美しいという風景描写、そこで繰り広げられる瑞々しい若者たちの時間。
千年ぶりの彗星の来訪が1ヶ月後に迫った日本。
山深い田舎町に暮らす女子高生・三葉。
町長の父の選挙、家系の神社で妹と共に行う古いしきたり、それらは憂鬱の種。
ある日、自分が都会で暮らす男子になる夢を見る。
一方、東京の高校生、瀧。彼もまた、山奥で女子高生になっている夢を見ていた。
繰り返される不思議な夢。抜け落ちている記憶と時間。
そう、二人は現実に“入れ替わって”いたのだ。
そして、瀧は、まだ会ったことのない入れ替わりの相手を探しに旅に出る…。
たどり着いた先の、真実とは？
大人こそ必見！　壮大なスケール、世界観をぜひ。

アイルランド発、珠玉のアニメ

起きてみれば、台風7号が去って青空に、島岡美延です。
その上、卓球女子団体銅メダル、シンクロデュエット銅メダルの嬉しいニュースが、気分を晴れやかにしてくれました。
ただ、嬉しすぎて、朝から涙が止まらない…。
福原選手の「苦しい、苦しいオリンピックだった」という言葉。
本当にメダルまで、よく頑張りました！
井村コーチの誕生日にメダルを勝ち取った、乾・三井ペア。
どんな脚本家も描けないような物語が、連日、生まれています。
こちらは、アイルランドに伝わる神話から生まれた美しいアニメーション。
映画『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた（20日公開）』をご紹介します。
海ではアザラシ、陸では人間の女性の姿になる妖精・セルキー。
その母親と人間の父親の間に生まれた兄と妹。
妹がフクロウの魔女に連れ去られ、兄は妹を救うため、魔法世界への不思議な旅に出発する…。
第87回アカデミー賞長編アニメ映画賞ノミネート作品。
宝物にしたい絵本が動き出したような、圧倒的な映像美をどうぞ。

松原智恵子、芸歴55周年

午後から雨、島岡美延です。
北上中の台風7号、今夜から明日の朝、最も影響が出そう。
昨日は、終戦の日。
ラジオに、1945年生まれで芸歴55周年の松原智恵子さんが登場。
「戦争は絶対にいけませんね」とあの優しい声で毅然と語っていました。
日活のミス16歳コンテストに入賞し、名古屋から上京。
撮影で忙しくなった彼女に、お父さんが家を建ててくれて、お手伝いさんと暮らすことになった16歳。
撮影現場と家、学校に車で移動するばかりで、「東京で遊んだ」記憶がないそう。
そんな彼女の主演作、映画『ゆずの葉ゆれて（20日公開）』をご紹介します。
鹿児島市喜入で長年連れ添ってきた夫婦と少年・武の絆の物語。
病床に臥せっていて、亡くなる夫役を津川雅彦。
夫婦の次女役に、津川氏の実の娘、真由子。
葬式の準備中、アルバムをめくりながら、若き日の思い出が蘇る…。
鹿児島で撮影に入った瞬間、“自然と、そこで生きてきた夫婦”になったというベテランの味。
美しい自然の中で光ります。

気持ちをあげるのも、笑顔の力

終戦から71年、島岡美延です。
日の丸が揺れるリオ五輪。
テニスの錦織選手、ナダル選手を破って見事、銅メダル！
今月の姿勢テーマ『笑顔になって、持てる力を発揮しよう』を実践していますか？
身体に余計な力を入れないために必要な、笑顔の力。
それは、精神的にも大きな意味を持ちます。
落ち込んだ時には笑顔になれない。
ただ、そこから気持ちを引き上げるために「先に笑顔を作る」のです。
鏡の中の、暗く沈んだ自分に「笑顔になるよう」に命令します。
その笑顔を見ていると、気持ちはあとからついていきます。
笑顔といえば、メダリストたち。
喜び爆発の笑顔、しみじみ感謝の笑顔、納得の笑顔…、ちょっと話題になった柔道の選手たち。
銅メダルを取っても試合のあと、笑顔になる選手はほとんどいませんでした。
インタビュア泣かせでもあって、祝福しても選手は厳しい顔…、という場面を繰り返し見たような気がします。
女子レスリングは、笑顔を大切に練習しているとか。さて、快進撃がそろそろ始まります。

最高峰のダンサー62人の映画

卓球にドキドキ、島岡美延です。
男子も女子も史上最強メンバーで、頑張れ！
五輪に負けない、世界最高峰のダンサーが集結。
映画『ハートビート（20日公開）』をご紹介します。
主演は、アメリカ人で初めてマリインスキー・バレエに入団し、女優デビューしたキーナン・カンパ。
友人役には、英国ロイヤル・バレエ学校出身のソノヤ・ミズノ。
バレエに加え、ヒップホップ、アイリッシュ…、ダンスバトルがアツすぎ。
プロを目指しNYにやってきたルビー。
ある日、地下鉄で演奏するヴァイオリニストのジョニーと出会い、徐々に惹かれあっていく。
規律も厳しい芸術学校で、ルームメイトのジャジーと共に奨学金剥奪のピンチに陥るルビー。
一方、ジョニーはヴァイオリンを盗まれ、グリーンカード詐欺に。
崖っぷちの二人は、互いの夢を叶えるため、ヒップホップダンスチームとともに“弦楽器＆ダンスコンクール”に出場し…。
ダンスバトル、弦楽器バトル、今までにないコラボ。
踊りや音楽でプロを目指す人にも必見の一本。

どれだけの才能があれば

日本は快進撃、島岡美延です。
4年後の東京五輪が最大のモチベーションになっているのでしょうが、様々な種目で嬉しいニュースが届いているリオ五輪。
開幕前には、テレビやバスタブがなく、トラブル続きの選手村でコンディションを整えるのも大変だろうと思ったけれど、日本選手、たくましく、頼もしいです。
そして、メダルを取った選手中心に、聞こえてくる“これまでの道のり”の物語に、試合に加えて、さらに感涙、感心の日々。
昨日の水泳女子200㍍平泳ぎ、金メダルの金藤理絵選手の完勝っぷりは、何度見ても見事でした。
加藤健志コーチとの二人三脚で世界一を目指してきた約10年。
彼は「人間はこれだけ変われるんだ、ということに感無量」とコメント。
選手の“将来の才能の伸び”を見抜き、ロンドン五輪で代表を逃すも、励まし続けたコーチ。
選手には、苦しすぎる練習を続ける才能、自分の力を信じる才能、さらに指導者を信じ続ける才能が必要なんですね。
さあ、今日はどんな快挙があるか、楽しみです。

今度は、リケジョ？がオバケ退治

日航機墜落事故から31年、島岡美延です。
「山の日」の翌日、慰霊の登山が続きます。
柔道でもダブル金メダルがあり、日本時間の今夜には、陸上がスタート。
後半種目の選手たちにも期待大。
日本女子のレスリングの強さは、この夏もきっと証明されるでしょう。
こちらは、30年前から進化して、今度は理系女子がオバケを退治！
映画『ゴーストバスターズ（19日公開、一部で先行公開中）』をご紹介します。
コロンビア大学の素粒子物理学博士エリンは、心霊本を出していた過去がバレて、大学をクビに。
途方にくれたエリンは、昔から超常現象研究に没頭していた幼なじみのアビーと、彼女の研究パートナー、ジリアンとともに“幽霊退治”を行う会社を起業する。
そんな時、今までNYの地下で眠っていたゴーストたちが、増強装置によってパワーアップして、街にあふれだした…！
『マイティ・ソー』のクリス・ヘムズワースが“頼りない受付係”。
ゴースト捕獲装置も最新型に。
あの名曲とともにお楽しみ下さい。