五輪選手たちは、早くも

表彰台でも涙が止まらない吉田選手、島岡美延です。
試合直後、「申し訳ない、取り返しがつかない」と繰り返しました。
自身の五輪4連覇に加え、日本選手団の主将として、すべての選手の中で、最も重いものを背負って闘った決勝の6分間でした。
私たちは、試合の中継に一喜一憂し、表彰式に胸を熱くします。
でも、365日のうち“ほんの一瞬”のような闘いの舞台にくるまでに、どれほどの日々があるのか。
シンクロデュエット銅メダルの三井選手が語った「毎日が地獄だった」という言葉は、大げさでもなんでもないのでしょう。
そして、五輪を終えたら一息…、という選手ばかりではありません。
水泳の池江選手は、帰国から二日後、初出場のインターハイの50㍍自由形で優勝したことを喜んでいました。
テニスの錦織選手は、銅メダルを取った直後にアメリカに飛び、マスターズ大会出場。初戦は勝って、3回戦で敗退。
4年後の東京五輪への闘いもすでに始まっています。
リオ五輪に出た選手も、出られなかった選手も。