2019年の香港、短編の熱量

やまない雪はないけれど、また心配な週末、島岡美延です。
日本海側は雪や雨、太平洋側はカラカラ…、今年はそれが極端。
乾燥、石鹸、アルコール消毒…、こんなにハンドクリームを使うのは初めて。
新型コロナという未知の敵に遭遇することを1年前の私たちは知らなかったです。
去年、大きく注目された、香港の民主化デモ。
映画『香港画（25日公開）』をご紹介します。
逃亡犯条例改正案をきっかけに、デモの熱量は香港そのものを飲み込んでいきました。
混乱の中、たまたま仕事で香港に滞在していた堀井威久麿監督がデモ隊と遭遇。
中学生も参加している現実に驚き、彼らが何を考え、発信しているのか知るため、撮影を開始。
歩いているだけの若者をいきなり地面に組み伏せる警察官…。
27分の短編ドキュメンタリー、異例の劇場公開です。
2020年、香港の三権分立が完全に否定され、民主化運動の旗手たちが収監されるとは、この映像に映る人々はまだ知らない…。
果たして来年の香港は？　その前に2019年の香港を見つめておきたいもの。